息子たちに伝えるハハオヤの雑記

30代の自分の日々を淡々と。20年後、30代になるムスコ達に向けて。

久しぶりに仲間達と集まって感じたこと。

昨日久しぶりに、自分と同じ境遇で働く仲間達の集まりに出て来ました。

彼女達は、仕事をして、手がかかる子供達もいて、でも仕事もやりきる覚悟を持っている人たち。友達というより、それぞれ別の環境で世の中と戦ってる同士みたいな存在です。

 

その場で話題になったのが、

最近転職した自身の働き方についてでした。

"好きなことを仕事にしている人の話を聞いてみたい。実際どうか?"ということ。

 

それに対して自身が答えたことは

"仕事では責務もあるので好きなことばかりしてるわけでは無いし、過去の仕事とは別の厳しさはあるけど、私には合ってる。今のところ一切後悔していない"

ということでした。

綺麗事ではなく、意外な程に一切後悔をしてません。責務含めて好きなことや比較的相性の良い仕事ができる、今までとは全く違った環境で学べることも沢山ある、(私から見たら)信頼のおける仕事仲間もいる、そんな環境なので、自然にそんな言葉が出てきたのか…。

いや、ひとまとめにすると、何よりも今の経験が自分の将来に確実に繋がっている気がしている、だからそんな言葉が出てきたのかもしれません。なんだか言っていて自分でも嬉しくなりました。

 

その席では

それぞれが今の会社や仕事、家庭に抱えている悩みなどで話が盛り上がりましたが、それを聞いている中で、今、自分の状況がどれだけ偏っているかも認識できました 笑

彼女達から見たらブラックな働き方なのかもしれませんが…今の自身の状況は、目の前にいつも何かの仕事があって、その課題解決を早くしたくて、時間も曜日も関係なく手を出してしまう感じ。…だって楽しいですから。

 

結局その日も途中退席して、自身だけ仕事の用事に向かいました。でも今、この瞬間の自身にとってはそれでも良いバランスな気がします。

 

だって今は、過去、毎日仕事に向かうのがあれほど憂鬱だった淀んだ気持ちが無いですから。

それだけで、自身は十分恵まれてるな、と思います。

まぁ今の自身の状況を、冷静に見つめる良い機会にもなりました。また心身ともに色々整えて、また行動に移していきます。

 

閉鎖的な社会というけれど。

朝から気持ちが前向きになる記事を読みました。この人たちを心から応援します。

https://www.businessinsider.jp/post-106220

 

まだまだ閉鎖的で同調圧力の強い社会と感じますが、こういった記事が当たり前の様に出る様になり、こういった会社を支援する手段(クラウドファンディングなど)があり。

 

今回の発達障害、という話だけでなく、LGBTの方など今までマイノリティとして息を潜めなければならなかった人たちが、堂々と声をあげられる様になった…ということから、ちゃんと社会も変わっていっているなぁ…と思います。

ちなみに自身はアライ(ally)です。

http://lgbt-kyokai.com/ally.html

 

上記記事の方、素晴らしいのが以下の考え方。

〉「すばらしい能力を持っているのに活かせないのは、本人が悪いのではなく、人を型にはめるような社会の仕組みに問題がある。でも、社会を変えようと努力をするより、小さな社会や経済圏を自分たちでつくってしまおうと考えた」

 

今の社会の仕組みとは違った新たなものを造りたいと思った時、それができる技術の進歩もある。

世の中、結構チャンスが溢れているのかもしれません。やるかやらないかは、その人次第。

 

願わくば、昔を懐かしみすぎる人たち、自分の今の(くらしではなく)権威を守ろうとする人たちが、彼らの足を引っ張ることのないように。

もし自身の周りで足を引っ張られて困っている人を見かけたら、多分、全力で助けに行くだろうなー…。

とにかく、まずは動いてみることの大切さ、について。

f:id:sanaina99:20171024081634j:image

最近、有名社長の経営哲学本などを読んでます。現在はccc…ツタヤの…社長の本を読み途中です。

読んで思ったのは、みなさん、何も特別なことは言ってないんですよね。

 

例えば企画力を磨く為の特別なコツって何かあるのだろうか…と思うと、

・提案相手の身になって考える

・そのために、相手が何を思ってどう動くのかをとことん知るようにする 

とか。

 

でもその方たちが成果を残す為に、他の人と何が違うかというと、目的…例えば提案相手のことを知る為に思いつく手段をとことんやっていること。"このやり方は効果あるんだろうか…"など、頭で考えすぎて動きが取れなくなる前に、まずは一歩踏み出すこと。

その行動力に尽きるかな、と。

 

自身は無意識のうちに、何か行動をする前に頭で考えすぎる癖があるので、あえて考えることを放棄して(どうせ放棄しても考えてしまうので)、動くことに注力してみよう、と意識を向けてみます。

 

あと、本を読んで少しホッとしたことを一つ。

社長もエライ人もみんな、初めは"何も知らない"ところからスタートしたんだなと。

スタートラインはみんな同じで、そこからの行動で実績を作ってきたんだなと。

 

当たり前のことなんですけどね。

何だか、自分にも可能性がある、と背中を押してもらえるような気がしました。

 

最後に、ccc社長の本に載っていた言葉で、自身に刺さった一言を。忘れないようにします。

 

"結局知らないところに本質があるとするならば、その知らないことに、どれだけ深く切り込めるかが勝負"

フランス人間国宝展

ここは行かねば、と思ってます。すごく興味深い。

http://www.fr-treasures.jp/

 

日本の伝統技術や工芸はスバラシイ!など、今やブームの様にメディアがこぞって報道してますが、あまりにやりすぎて、消費者側から見たらすこし食傷気味な雰囲気も出ているのではと感じています。しかも、内輪(国内)で盛り上がり完結している感じ。

 

では一方、

世界基準から見たら、果たして日本の技術はどのレベルなのか。

フランスにおける人間国宝である方々の作品を目にすることで、一つ、自分の中で基準ができる気がします。

うっかりしているとあっという間に会期が終わってしまうので、早く行かないと…。

 しかもこの展示会、よく見たら協賛がヴァンクリーフ&アーペル!京都で見たヴァンクリ展示会での感動が忘れられません…。期待が益々高まる。

 

こういった、人間国宝、に焦点をあてた展示会の開催、とても珍しい気がします。他の国のバージョンも見てみたいです。連続開催…しないかしら。

 

自身が最近、モチベーションをもらったことについて

週末、工芸メーカー経営者が集まる協会の勉強会に事務局員として参加してきました。

 

ありがたいことに知人方に縁をつないでいただき、事務局員として参加したこの会。自身にとってはずっっと関わってみたかった協会なので、本当にとっても!心から楽しい時間でした。

開催場所は鯖江でした。

1日目の勉強会は工芸分野の話としてもイチ経営者としても学ぶことばかり。

2日目の鯖江視察も本当に面白かった。和紙、漆、眼鏡、刃物…色々な工房を視察に伺いました。

 

で、ひとつ思ったこととして。

その場には、経営者の方々が勉強の為に…と連れてきた各社の若手がチラホラ参加していたのですが、

彼らも口を揃えて"すごく勉強になった!面白かった!!"と、キラキラした目で答えておりました。

純粋に、なんかいいなぁ。。と。

 

工芸業界ではまだまだ社内にベテランも多く、

彼らの年齢でこういった経営者の会合に参加し、他企業の経営者から話を聞く機会は滅多に無いもの。

彼らは参加者同士の宴会にて経営者の方々が腹を割って語ることを聞いたり、自分なりに真剣に考えた相談を持ちかけてみたりしていました。

彼らなりにモチベーションがかなり上がったようです。

 

自分自身もとても贅沢な時間を過ごさせていただきましたが、年齢の近い彼らがモチベーションを高めていく姿にも刺激を受けました。

よし、自身もまた頑張ろう!と。

 

彼らとは、お互い刺激を受けるいい仲間とも

なりました。またお会いできることを楽しみにしてます!

からむし織の里、昭和村への郷愁について

訪れてみたい場所がまた一つ、できました。

からむし織の里、福島県大沼郡昭和村。

 

きっかけはこのウェブマガジン。

http://motokurashi.com/fukushima-showamura-karamushi/20170927

 

ただただ最高級の糸を紡ぐために、糸の材料になる植物を育てる為の畑作りから手をかけるという…昔ながらのやりかたを続けている昭和村の方々。

一見愚直すぎる気もします。ここまで手をかける必要があるのかとか、もっと作業を効率化できるんじゃないか…とか。

でも、からむし織の工程については、そんな考えを持つことさえ無粋な様な。

この方たちは糸を紡ぐという行為を通して、

人間は自然と繋がっているという本質的なことを確かめているんじゃないか…とぼんやり考えました。

 

なんとなくこの記事を読んで、以前、久米島で拝見した久米島紬を織る方々のことを思い出しました。紬を織る行為を通して、久米島の自然と対話している様な方々。

からむし織にしても久米島紬にしても、どこかでこういった暮らしのスタンスに憧れを抱いている人は多いのだろうな…と思います。(実際、昭和村で毎年募集する、からむし織の研修生への応募は結構なものだそう。研修期間終了後も昭和村に定住する方も多いそうで)

 

惹かれるところはこの方々の

足るを知るという潔さに対してなのか、昔ながらの暮らしかたなのか、自然と繋がって生き続ける姿勢なのか…。とりあえずただただ…昭和村でのからむし織の工程と昭和村自体に、強烈な懐かしさを覚えました。

燕三条 工場の祭典 についての感想。

燕三条 工場の祭典に行ってきました。

 

今回、自身は以下↓幾つかの機会にめぐまれたので、本当にいいタイミングで伺えたと思ってます。色々な方に感謝しかないです。

 

・今回行くきっかけを作ってくださった方が
現地に顔見知りが多いようで、その方に色々案内していただけたので燕三条の工場の方々などから工場の祭典というイベントの現状について伺え、色々と垣間見れるものがあった。

 

・↑のきっかけを作ってくださった方も大変な博識(大学教授の方なので、その方に対して失礼な言い方かもですが…)、かつ、
一般人には難解に聞こえる哲学の話を、最近の世の中の流れを掛け合わせて分かりやすく解説してくれる方なので、お話一つ一つがとても学びになった。特にその方が、工場の祭典に合わせて行ったトークセッションが秀逸でした。本当に。

 

・今回、燕三条の工場の祭典にて、各地のオープンファクトリー系イベントとリンクする企画
(2週間前行った高岡、来週行く鯖江など)が目玉企画として開催されていたので、各地のイベントのキーパーソンにトークセッションやもしくは直接、話を伺える機会があった。

 

ここ1,2ヶ月、自身が疑問に思っていたことなどを色々な方に直接伺う機会に沢山沢山恵まれたので、超贅沢な時間を過ごしました。

というか頭に情報を詰め込みすぎて知恵熱が出そう…。良い意味でほんとに疲れました。


一つ思ったこととして。
今回伺ったそれぞれの方の価値観、考え方を自身の答えとしてはいけないなとだけは思いました。
みなさん、経験に基づいての確固とした話をされるので…そうか、この疑問に対する回答はこれか!と、納得してしまいそうなんですが…。
多分、色々な情報をいただくことで現状を知り課題が明確になり、では自身はどういう立ち位置で動くか、というところ。

自身はどうするか…?と考えすぎると頭が痛いのですが、まぁ…きっと情報を蓄積しているうちにポンっと答えが出てくるか、少しずつ見えてくるか…だと思うので、焦らず、引き続き現場に足を運んで見てこようと思います。

 

来週は鯖江
あとは近いうちに波佐見も見に行きたい。

 

あともう一言言うと…ちゃんと、お話を伺った分、その方々にも何かお返しをしたいのですが…できてない…今の自分の力の無さへの悔しさを今回感じました。

話を伺ったことに対し、具体的にどういったことが役立ったのか、御礼をきちんとお伝えすることだけは意識してますが…。
反省点というかそこはまだまだまだ…なので、努力します…。