息子たちに伝えるハハオヤの雑記

30代の自分の日々を淡々と。20年後、30代になるムスコ達に向けて。

人生の夏休みにやり残したことを棚卸してみた結果、について。

私事ですが。

7月末に会社を退職して9月から新しい先で働くことになっていた為、

8月はまさに人生の夏休みでした。(とはいえ結局バタついた日々を過ごして

いましたが)

 

色々とやりたいことをやりきった気もする一方、残り少ない休暇を悔いなく使う為には…と

考えた結果、

①積まれている本を読み切る

②行きたい地域に行き、色々体験する

ことにしました。

 

①は沢山沢山あるのですが厳選さえすれば何とか…といいつつも、本日もドサっと買ってしまいました。読まねば。 読んで内容を消化せねば。

 

問題は②。

行きたい地域は沢山あります。工芸好きであれば高岡を周るか燕三条に行くか、自身のルーツ(田舎があったので)の東北を巡るか…とも思ってます。もしかしたら案外近場の東京下町をテクテク歩きまわっているかもしれません。まだ予定は未定…。

何れにせよ残りの休暇期間中に色々とことん突き詰めて考えたいことがあるので、本を読む行為を通して、もしくは体験を通してじっくり自身と向き合う時間を取るつもりです。

 

一方、8月は人生の夏休み…とは書きましたが、9月以降も、というかむしろ9月以降の方が、訪れたい場所・イベント…能登芸術祭、高岡ツーリズム、鯖江博覧会…etcが沢山あります。仕事が始まってもフットワーク軽く、自身の興味関心に素直になって動いていこうと思います。

 

とりあえず夏休みは悔いの無い様最後まで満喫して、9月からまた新たな仕事を楽しみます。

 

久米島紬の職人さんとの話から考えたことについて。

機会あり、”久米島紬”の展示会館への訪問と、久米島紬の現役職人さんに話を伺うことができました。

 

久米島

http://www.kume-tumugi.com/

 

そこで感じたことを2つ書きます。

 

一つ目。

各々の地域の工芸品についてはどんなに小さなマーケットとであっても少なからず成り立っているのであれば、その規模を無理に拡大…マーケット拡大を目指しての外部からのテコ入れ策など…する必要は無いのかもしれない。
例えその工芸品が素晴らしく高い技術で、拡販可能性が高いとしても、
その工芸技術に関わる当事者方が望まない限りは…それは外部による単なるお節介だということ。


二つ目。

工芸品というのは、やはりその土地のアイデンティティが色濃く反映されたものであること。
工芸品が一番映える場というのはその土地であること。

ついでに、工芸品をその土地以外の外部に出すことでの地元への影響についても思うところがありました。
その影響は地元が望むものなのか。


こう感じた背景は
久米島紬職人の方と話をさせてもらった中で、彼女・彼ら職人さん方は”足るを知る”の境地におられるのかもしれない…と考えたことがきっかけでした。
 
完全手工業なので反物の年間総数もかなり限られる。
でも、無理に拡販しようとはしていない。(拡販できないという理由もありますが)
あくまで久米島紬の伝統手法の継承を一番の目的としている。
後継者も年間1、2名程度募集と人数が限られている。今の久米島紬の全体の業務容量から考えると後継者の人数は恐らく適正。
今の仕組みの中での仕事量と得られる利益でやっていくことを良しとしている…といった様に感じました。

 

例えば…、この方達に”もっと久米島紬のマーケットを広げましょう!”と言ったとしても、
恐らく望むところでない気がします。

 

職人方とは軽く話しただけなので、久米島紬の業界自体も多くの課題を抱えているのかもしれません。
が、もし、自身が感じた印象が正しいのであれば…これはこれで良いのかもしれないと感じました。
外部がいろいろ言う口出しをする必要はないのかもしれない、と。

 

あまり纏まらない話でしたが、
工芸品=斜陽業界、マーケット拡販にテコ入れ必要、といった話がされがち&自身もそういった考えがあったので…色々と考えさせられました。

 

旅先で駆け込んだ診療所にて感じたこと について。

最近、一つ感動したことがありました。

 

旅行中に子供の皮膚疾患が悪化した為、
慌てて宿の人に薦めてもらった地元の小さな皮膚科に駆け込んだことがありました。

 

その病院で診ていただいた、ベテラン医師の方の診察のまぁ鮮やかなこと。
子供の疾患を見るなりパッパと要因を当て、それまでの治療方針(旅行前に近所の皮膚科で診てもらっていました)では疾患に効かないことを明確に説明の上、的確に治療方法と普段の生活で気をつけるべきことを、こちらの不安点まで勘案した上で解説してくれました。結果、子供の症状も落ち着いてきました。素晴らしい!

 

出先でしたし、適切な治療が受けられるだろうか…と少しでも疑ったことが申し訳無かったです。ありがとうございました!

こういった方がいると本当に地域の方々は心強いと思います。

 

そして今回の件で、普段通っている皮膚科への信用度が下がったことも事実…。
そこは先生も若いながら頑張ってて、近所でも人気のところではあったのですが。

 

今回の先生とは経験値の違いはどうしてもあるとは思うものの、身体についてのことはどうしても、一度不安に思うところがあると、その病院には足を向けづらくなります…。

 

そういった意味でも、医師は一つイマイチな判断をすると患者の足があっという間に遠のくような、シビアな職業だな…とも、今回の一件でぼんやりと考えました。

ある小さなチャンスから学んだことについて。

この前、ある人から小さなチャンスをいただきました。

チャンスというと大袈裟かもしれませんが…

正確には、

こんな企画のドラフトがあるんだけど、ちょっと見てみて、と資料を頂き、今後もっと企画を詰めていく時、改めて声をかけるから…位の軽い感じ。

 

例え相手は軽い感じであっても、こういった関わりでのやり取りが積み重なって自身の評価が決まると思っているので。

 

そう振られて、

今の自身が掛けられる最大限の時間内で、最大限の形を出せるように労力をかけて相手に回答を返しました。門外漢の内容の企画だったので、参考資料を買いあさって、付け焼き刃ながら学んだ知識をもとに何とかひねり出して。

 

そして。

自身の返答結果についての相手からの返信は、

"内容自体は更なる精査が必要だけど、概ね満足。今後もこういったやり取りができれば。"

といった回答でした。

まぁ及第点といったところの様です。

 

それを受けての自身の正直な感想としては…

 

そうか、今の自身の力だとこの程度の評価か。悔しいな…!という思いが5割。

手を抜かなくて良かった。次にも繋がりそうで少し安心した…。という思いが5割。

 

思った以上に"悔しい!"という思いが強かったことに自身でも驚きました。

付け焼き刃ながらも、自身の熱量をかなりかけたつもりだったかもしれません。

 

でも、これが実態だなと。

真正面から今の自身の力を知る機会が得られて良かったです。

 

今回の件も、自身では全力をかけたつもりでも、後から振り返るともっともっと改善できたことが沢山ありました。 

 

色々な意味で、良い機会でした。

次の機会には繋がったようなので、また、取り組み方を自分なりにレベルアップしてトライしていこうと思います。

 

 

 

 

NHK 18祭 番組への反応について。

www.nhk.or.jp

 

NHKでこんなイベントを毎年?やっているそうです。

この企画自体は素敵だなぁと思うのですが。

 

対して、世のオジサンたちが、この番組を見て”まだまだ今の若者も捨てたもんじゃないな。ちゃんとアツい心を持ってるな”と安心するそうです。(と、yahooニュースにまで載っているそう…)

 

その方々の反応については、個人的には”うーん…”と思います。

なんかしっくりこないのです。

 

個人的な見解ですが、時代が変わっても、”若者”とされる人達の本質はそう変わりがないと考えています。ただ、時々の情勢などにより、彼らが大切と思うもの、テンションが上がる事項、価値観がちょっと違うだけではと。

 

それを、”世のオジサンたち”は、自分たち世代の常識、価値観から見て、”今の若者たちは冷めている”だとかなんとかかんとか…。

 

他の世代に対して、特に下の世代に対して色々苦言を申したくなることは良く分かりますが、まずは自身の眼が、偏ってないかを冷静に見るべきでは?

なんて思ってしまいました。

 

そしてもっと言うと、

自分と違う価値観であってもそれが仮にイマイチと感じたりするものでも、まずは一旦受け止めて、相手がなぜそういった価値観を持つに至ったか…ちょっと想像を巡らせてみても良いのに…と考えます。

何事も背景があるはずなので、そこを探るのは自身の視野が広がるプラス面にもなるのにな…と。

 

でもこの考え方も、偏ったものかもしれません。

本件も、他山の石としなくては…と思います。

 

その道のプロ、の実態について。

最近、色んなその道の分野のプロに会う機会をいただく中で感じたこと。

 

100%自分に自信のある完璧なプロなんていなくて、

みんな、6割くらいの自信で手を挙げ、

チャンスをつかんでいて、

力不足の4割については

白鳥の水掻きのように、

見た目は優雅でも、

水の中では必死に水を掻いていて、

でも見た目からは決してその必死さが分からないように涼しい顔で成果を出す、

そんな人たちなのかもしれないな…

 

と感じる今日このごろです。

 

誰が、とかではなく、なんとなくの感覚。

みんな涼しい顔して厳しい中を戦ってると思います。

さて、自身も頑張ります。