面白かった映画の話 について
面白かった映画を2つ紹介します。
久しぶりに映画をみました。
http://wwws.warnerbros.co.jp/22-kokuhaku/sp/
エグそうだなと思って見たら、やはりエグい場面は多かったのですが…いやぁ面白かったでしす。心理戦とどんでん返し。最後の方はちょっと結末が読めたりもしたけど、見る価値ありだなと。
あともう一つは、
今更ながらの…シン・ゴジラ。
これも…すごくすごく面白かったんです。
劇場で見ました。
正直、ゴジラはどうでも良いんです 笑
一つのとんでもない災害が発生した時に、この国が現状では、どう対応するのか…というとこが本当にリアリティを持って再現されてるのがこの映画だと思います。さすがの取材力…。
誰かが、この映画は、会議映画だとか大人の為のエンターテイメントだとか、確かに今の自衛隊の体制では、あの作戦・あの陣形以外は考えられない、完璧だ!…とか 笑、公開当時は色々なところで賞賛されてました。
と、なんでこんなことを書いてるかというと、関東圏では本日11/12 21時〜、シン・ゴジラが地上波初放映とのことだから。
是非見たことがなかった人は、この機会にでもー。
でも変に編集とかカットされちゃったりしてるんだろうか…それは嫌だなー。そうなっていないといいなぁ…。
フランス人間国宝展から見る可能性について。
ちょっと前にフランス人間国宝展に行ってきました。
これは、とても面白かった…!!!
なにかというと、展示している製品のレベル感が半端ない。(と、展示を見て実感しました)
一切全く妥協がなく、最高のレベルを求めている感じ。
日本とフランスについては、工芸や美術の分野で親和性があるとは聞いていましたが…現物を見て、実感。
作品を展示している空間も雰囲気がしっかり作られていてとても素晴らしい。
やっばりいいなぁ。
こんな展示会もっとしてほしい。
とりあえず、とても面白い展示会でした!
是非、まだ見にいってない方は行って、見てください。
コテンパンにやられたミーティングについて
昨日参加したあるミーティングにて、 説明相手に対し、こちらが説得すべきところを相手にコテンパンにやられました 笑
話の入り方から、全く予期してなかった切り口で切り返され、そのまま話のイニシアチブを取られ、予定していた話の持っていき方を全て覆され、ミーティング終了。一から出直し…という状態。
この感覚、久しぶりだなぁ… 苦笑
悔しい思いを味わいました。正確には、相手に対して何か思う…というより、全然うまく切り替えせなかった自分に対して悔しい。
この結果になった要因を振り返ると。
そもそもがこちらの準備不足であったことが一番の要因。
説明相手の思考のクセ、どういう切り口で話を展開するタイプか、それに対しこちらが用意・整理できてる情報は何か。何が足りないか。
足りないならそこをどこまで補強するか。補強できないなら現時点ではどう説明をつけるか。
イメージ不足、整理不足でした。
もう一つは、自身がMTGに挑むスタンスを取り違えてたこと。
相手に説明&相談する場というより、説得するMTGなのだ、ということに、話を進めている中で気づきました。
いや、話している間に、この相手に対しては説得にあたる位の気持ちの準備と気概で当たってようやく、相談できる俎上に乗るというか…(すごく分かりづらい言い方ですが)
うーん、それにしても悔しいです。
今回のMTG相手と話す機会はそうそうないのですが、次回のチャンスがあればその時は少しでも食らいつきたいな、と。
たった30分強のMTGでしたが、いい経験でした。この時間を貰えて良かった。でも、やっぱり悔しい!
仕出し弁当 玉子屋の社是について
SNSでちょっとした話題になっている、仕出し弁当玉子屋、の社是。
すごく分かりやすくて、ほほー、と思ったので紹介します。
玉子屋(この車、見たことある人も多いんじゃないでしょうか)
元は150年位前に富山のどこかのお寿司屋さんで掲げられていたと言われている内容を、現社長が取り入れて社是としているそう。
「ここに書いていることをすると事業が失敗する」という12カ条…というちょっと面白いものです。
≪玉子屋の社是≫
1.旧来の方法が一番良いと信じていること
2. もちはもち屋だとうぬぼれていること
3. 暇がないといって本を読まぬこと
4. どうにかなると考えていること
5. 稼ぐに追いつく貧乏なしとむやみやたらと骨を折ること
6. 良いものは黙っていても売れると安心していること
7. 高い給料は出せないといって人を安くつかうこと
8. 支払いは延ばす方が得だとなるべく支払わぬ工夫をすること
9. 機械は高いといって人を使うこと
10. お客はわがまますぎると考えること
11.商売人は人情は禁物だと考えること
12.そんなことはできないと改善せぬこと
社長曰く、「社員に“ここに書いていないことはどんどんやっていいよ。責任は最後に僕が取るから、やってごらん”という権限移譲を言いたいということで社是にしています。」とのこと。
個人的には1、がいいなぁと思います。1は、2以降の全ての内容を基本包括している気がする…。
あと9も、そうそう…と思います。なぜなら、人は自分も含めて、必ずミスをするものだから。できる部分は仕組化して、ミスが起きえない環境をなるべくつくる、細かい判断がなるべく不要になるまで標準化することがいいんじゃないかな、というのが持論です。(愛着をもって人手をかけてやることに価値を見出す仕事もあるので、それは別次元の話。)
あとこの社是を読んで、
社内に何か伝えたいことがあるときは分かりやすいことが一番だな、と思いました。どんな小さな会社…というか団体であっても、人が集まっている以上、そこには考え方もスタンスも価値観も違う者達の集まりであるわけで。
伝えたい内容が、意図しない方向に解釈がされてしまうこともままあるわけで。自戒をこめての感想です。
国主導、民間主導、の事業の棲み分けについて。伝統工芸、クールジャパン関係。
この記事読んで、あーあ…とがっかりしました。
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO23125100V01C17A1MM8000
クールジャパン戦略。大々的に投資したものの計画の大半が未達。赤字が膨らむ事業も。
でもこの状況、予想通りですよね?こうなると分かっていた人、沢山いますよね。
日本のブランディングのために、政府主導でやるべきところも沢山ありますが、これは違う…。こんなところに金と時間を使うんだったら頑張ってる民間企業が動きやすくなるように、各種規制を見直すとか各国と貿易交渉するとかそういう、国にしかできないことをしてくれー。
話は外れますが、
自身の仕事人生に影響を与えたことが2つありまして。
一つは国主導の伝統工芸品振興イベントに出たこと。ここで自身は、お偉いさん方が時間と高いコスト使ってやってる、イベント内容に、"これでは全く意味をなさない"と強烈な違和感と怒りを覚えました。あと危機感。やはり、国は国の仕事があり、民間は民間が得意な仕事がある。元気な民間の工芸メーカー、関係者達がビジネス面で引っ張るしかないんじゃないかと。
もう一つは、その後すぐに、元気な民間工芸メーカー、関係者達が集まって、業界構造を変えよう!という団体が発足&そのカンファレンスに出たこと。
自身が国主導のイベントで感じた違和感をすっきりさせるような納得感がありました。
で、自身は、後者に人手が求められてるならば、そこのメンバーとなって動きたい…と。(自身がその団体に参加したいなら、見合う価値を提供できるように、研鑽しなきゃいけないのですが。)
上記の様な体験があったのが、今年の冬〜春。
そして今はもうすぐ冬。ありがたいことに、なんとかその団体にお手伝い要員として関われるようになりました。
自身にとって強烈な体験だったこと、2つが揃ってなければこうはならなかったかなぁと思ってます。怒りを覚えり呆れたりする体験であっても、無駄ではないのだなと思いました。
…上記クールジャパンの記事にも触発されたのですが、先日行われていた国主導の伝統工芸品振興イベントでまた、残念な思いをしたことから、こんな内容を書きたくなりました。
きっとその経験も無駄ではないでしょう…。また違った意味で、自分が今の立場でできることをやろう…、と、やる気が湧いてきました。
大型店舗に通う楽しみ、について。
今日はお気に入り書店のひとつ、丸善 丸の内に立ち寄ってきました。
ここは一階入り口付近に売れ筋書籍がズラッと分かりやすく並んでいて、短時間で色々把握できるから好きです。
丸の内界隈のサラリーマンの頭の中はこんな感じかしら…と思いながら。
今日も色々置いてありました。
↓最近、エリートがアートを学ぶ理由…みたいな新書が出てたかと思うと、もう早速。
↓こんな本も最近人気ですね。みんな忙しいんだなー…。
↓深く考えることの重要性、確かに大事。考える力をつける、的な分野も色々本が出てますね
あとは、
この世の中を見通すための本(byマッキンゼー)とか、野口悠紀雄さんとか大前研一さんの本とかマインドフルネスの本は鉄板でいつもあります。 あ、あと、企画力を磨く本、とか。
売れ筋書籍が移り変わっていく様を見るのがとても面白いです。あの新聞記事の影響が出て、この特集が組まれて本が平積みしてあるんだなー…とか、色々目に見える変化が興味深くて。
あちこち本を立ち読みしてたら、ちょうど今の仕事に役立ちそうな記事など見つけられました。ラッキー。だから大型書店は好きです。
こうやって、定点観測する書店を幾つか増やしていくのはいいなぁと思いました。TSUTAYA六本木とこの丸善は飽きるまで通おうと思います。
地方にある堅実な会社に感じる希望について。
前回、TSUTAYA六本木について書きましたが、さっそくTSUTAYA六本木に通い詰め中。あそこは客に本を買わせる魔力がすごいです…。
個人的には書店の中では丸の内 丸善店も大好きな店舗の一つであちらも本を買わせる魔力がすごいのですが、丸善はフィンテックをはじめとした金融系、マネジメント系、その他自己啓発系(場所柄、ビジネスマン多い環境ですし)の品揃えが豊富。
対して
TSUTAYA六本木はカタめ、ヤワラカめな書籍の品揃え具合がいい感じでして、アート、デジタル系も豊富、見たことないゴツい芸術的な写真集やら雑誌やら…が沢山。書籍の隣にはグッと心をつかむビジュアルの万年筆やらアーティスティックな陶磁器なども配置してあり、そちらにもつい見入ってしまいますし…。
で、昨日はこれを購入しました。
月刊 事業構想12月号
”ちょうど知りたいことだった!”と思うキーワードが満載に載っていたので。
雑誌の感想。
今月の主テーマである”パーソナライズの新ビジネス”。なかなか面白かったです。もうもはや、”みんな一緒が一番いい。”という消費者の考えは無いんですね。きっと。
と、もうひとつ。個人的にとても面白かったこと。記事をぱらぱらめくっていた中で、
いい会社を見つけました。
パーソナライズ記事の特集の一つにパーソナライズアパレル(オーダーメイドのアパレルに特化する戦略を志向している先)として、ユニクロ VS セーレン という記事が載っていました。自身はセーレンという会社をここで初めて知りました。
セーレン
で、この会社を調べてみると、まぁ面白い。
主力事業はどうやらアパレルではなくカーインテリア系(エアバック、カーシートなど)な様なのですが、ハイファッションにも力を入れている様。
元は、福井県福井市に拠点を置いていた繊維メーカー。財務的にも自己資本比率は
十分あるピカピカの優良企業。海外展開も積極的に行い、着実に業績を伸ばしているようです。セーレンは経営者が現状に甘んじず、先手を打ち続けているんだろうなと感じました。
なんか、こういった企業を見ると、足元がしっかりしているいい企業は日本各地にまだ沢山あるんじゃないかなと希望が持てる気がして、個人的にはすごくテンションがあがります。なんだ、まだまだこの時代、この国でも強い会社はたくさんあるじゃないか、と。