息子たちに伝えるハハオヤの雑記

30代の自分の日々を淡々と。20年後、30代になるムスコ達に向けて。

体験 硯を彫ってみた

硯職人さんの指導のもと、硯を彫ってみる&正しい墨のすり方で墨をすってみる、筆で文字を書いてみる、という体験をしました。

 

硯を彫る現場…。こんな感じ。

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彫ってみた。石にノミを入れるのは難しいけどなかなか楽しい。(写真は同席された参加者の方)

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さすが職人さんは手つきが違う。

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工房には制作途中の硯がゴロゴロと…。

一つうん十万円のものも。

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この硯は水に濡らした姿が美しかった。

中国の川底に何百年もいた石から作られたものなのだそう。

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今回指導くださった職人さんは、

硯を売りたいというより、毛筆文化を広めたいと熱い思いを持っていて、色々語ってくれました。

その方が気持ちを込めて話す…その姿自体、見ていて&聞いていて、とても楽しかったなぁ…。

 

その方曰く、小学校の習字教育の誤り自体が、日本の毛筆文化衰退の要因だ、習字はそもそも綺麗にきちんと書く必要はなく、単なる筆記手段の一つなのに…と。日本では習字へのハードルが高すぎるのだそう。

 

自身も習字が大っ嫌いなクチだったので、今回の話を聞けて面白かったです。