体験 硯を彫ってみた
硯職人さんの指導のもと、硯を彫ってみる&正しい墨のすり方で墨をすってみる、筆で文字を書いてみる、という体験をしました。
硯を彫る現場…。こんな感じ。
彫ってみた。石にノミを入れるのは難しいけどなかなか楽しい。(写真は同席された参加者の方)
さすが職人さんは手つきが違う。
工房には制作途中の硯がゴロゴロと…。
一つうん十万円のものも。
この硯は水に濡らした姿が美しかった。
中国の川底に何百年もいた石から作られたものなのだそう。
今回指導くださった職人さんは、
硯を売りたいというより、毛筆文化を広めたいと熱い思いを持っていて、色々語ってくれました。
その方が気持ちを込めて話す…その姿自体、見ていて&聞いていて、とても楽しかったなぁ…。
その方曰く、小学校の習字教育の誤り自体が、日本の毛筆文化衰退の要因だ、習字はそもそも綺麗にきちんと書く必要はなく、単なる筆記手段の一つなのに…と。日本では習字へのハードルが高すぎるのだそう。
自身も習字が大っ嫌いなクチだったので、今回の話を聞けて面白かったです。