息子たちに伝えるハハオヤの雑記

30代の自分の日々を淡々と。20年後、30代になるムスコ達に向けて。

マルチタスクからシングルタスクへの移行結果(途上)。感想。

自分にはいつか仕事をご一緒したい方が何人かいます。

 

その方たちが築いてきた実績も標榜している思想も人柄も、とても尊敬しています。

そしてその方々は例外なく、着実に実績を積んでこられた様子があります。

彼らの足元はしっかりしていて、提案する内容、提供する価値はクライアントからの全幅の信頼を得ているような。

彼らと一緒に仕事をしたいし、自分も彼らのようになりたいと思っています。

 

一方我が身を振り返ると。

まだまだ足元はおぼつかないし、勢いで仕事をこなしてきたり、マルチタスクをこなし続けることで業務エラーが起きない様に担保しつつ、何とか今までやってきたような…。

着実さとは程遠く、腰を据えて取り組む姿勢をきちんと身につけたいと思っていました。

しかし、いつまでも自分のやり方ではこの先通用しないと危機感を抱く一方、彼らの様になるにはどうすれば良いのだろうか…やり方が分からない…と悩んでもいました。

 

ですが最近。

仕事一つ一つに腰を据えて取り組んだ結果。

目先を捉え、やるべきことだけに集中をしてみたら、ほんの少しだけ…亀の歩みですが、仕事に手ごたえを感じる瞬間が増えてきました。

 

いま、自分の中では今までに無いくらいバッサリとやること・やりたいことを減らして数少ない物事に注力するように心がけています。

そうしたところ、本当に小さなことばかりですが、トライして数日で幾つか効果が出てきました。物事への自分の理解も進みが早くなったり。

正直こんな早く、効果を感じられるとは思ってもみなかった。こんなおいしい実が得られるならば、長年続けてきた自分の習慣を変える価値は十分あるなと。

 

いままでマルチタスクが実生活でも仕事上でも常に求められてきたので、従来の習慣を変えるのはかなり難しいです。まだまだ、試行錯誤中。気を抜くと以前の自分に戻ってしまいそうなので注意は必要…。

けれどもこの姿勢は習慣化したいと思います。

 

あと、自分がようやくこの新しい姿勢に舵を切れたのは、自分の最近の状況を見て、ご忠告くださった上司や大先輩方がいたからでした。

言うにはまだ、早すぎるかもしれませんが、この場を借りてお礼を。ありがとうございます。

 

そして。

ぼんやりとですが、尊敬している方々も、こうやって力をつけてきたのかなぁ…とも思いました。なんというか、着実に足元に道が広がる、この感覚。掴みきりたい。

 

最後に一つだけ、悩みどころなのが。

新しい姿勢を身につける時には徹底的に、一か月前など期間を決めて、習慣化するまで仕事でも私生活でも取り組むことにしているのですが(そう決めて取り組んだ方が効率的)。

 

自分の肥やしになってきたと思っている、本の乱読やら情報収集をする時間と、その習慣との両立が悩ましいです。

 

やるには徹底的に、のタイプなので、うまくまだバランスが取れてません…。その時間さえも、新しい習慣づくりに捧げてしまう。

が、視野はあくまでどんな時でも、広く遠くまで見渡す意識だけは持っておきたいので。

 

自分にとっての良い習慣をうまく残しつつ、新しい姿勢を身につけていきたいのですが…バランス…難しい…。

面白がられる人のメリット

少し前の出来事。

たまたま、前職で大変お世話になった方々と会う機会がありました。

その中のお一人、かつての上司が自分を見ておっしゃっていた二つのこと。

 

”お前、偉くなったな!”

(意見を言うにも目線が変わったらしい。視野が少し高くなったとか、言い方が以前より偉そうになったとか…。一応褒め言葉…。)

 

“今のお前は、一番仕事を楽しんでいた頃の俺のようだ”

(その方は、前職で関わっていた多くの上司、同僚のなかでも随一で仕事を楽しんでいた方…まさに天職だったのだと思います…だったので、そう言ってもらえるのはかなり嬉しい。

 

ただ、こう言ってもらえて一つ思ったのは。

自分にはどうやっても合わなかった前職の職場が、天職である人もいるんだなと。まさにかつての上司のように。

合う職場というのは、本当に人それぞれ違うなぁ…と改めて実感。

もし、自分の天職はこれだ!と自覚した人たちだけで組織が構成されたらどうなるんだろうな。ものすごい勢いで業績を上げ続けるのか、何か別の問題で発生するんだろうか。)

 

 

お会いしなくなって半年程でしたが、相手から見たら大分自分の様子は変わっていた様です。 

激励と、若干のお叱りと(ちゃんと今の上司たちの気持ちも考えろよ、とか、生き急ぐな、とか…)、アドバイスを沢山いただきました。ありがとうございます。

 

また一年後かそのあたりにでも、定点観測的にお伺いするのでよろしくお願いします。

その際にはもっと胸を張れる報告を沢山したいな。

 

…と、少し感傷的な前置きは別として。

ちょっと偉そうな言い方になりますが。

 

先程の前職上司、先輩方に限らず、

今の自分は周囲の人に面白がってもらえる存在なようです。前からの知り合いにも、新しく知り合った方にも。

 

多分、

金融系でお堅い安定した職業だった”のに”、そこを辞めてベンチャーに行った、

とか、

ワーママなら、仕事をセーブするのが”普通なのに”仕事に舵を切ったとか

 

何か”〜のに”、”普通なら〜しない”とか、

そう言った説明がつく状況の自分が、こいつ変わってるな…と面白がられる要因な様です。

 

でも

面白がられるって結構オイシイ立場だな…とも思います 笑

なぜなら情報が入ってくるから。

自分も、この目的の為にこれしたいんだ!こんな情報を探している!と、周囲に甘えて…いや信頼して、尋ねまくったりしているので、”もしかしたら参考になるかも…?”と教えてくれる優しい人が沢山。

ありがたいです。もちろん、どんな小さな情報であっても、例えそれが今は役立たなくても、自分の為に少しでも労力をかけていただいたその気持ちに対しては、2倍3倍以上のお返しはする気持ち(今は実力が伴っていなくても、せめて最大限の気持ちを込めての言葉で。あとどこか返せるチャンスがあるときには必ず。)でお返しはしますけれども。

 

今後も、面白がられる人でありたいなと思います。あとはお返しできる内容をもっとレベルアップしていけるように、力つけます。

 

記事紹介:“どこに、何を書けば良いのか問題(個人の発信活動)”についての一つのこたえ

個人として情報を発信すること、

について”そうそう、こういうことを聞いてみたかった”と思うブログ記事を発見。

https://medium.com/mehori/where-to-write-ec1621ed1cf9

 

なかなか難しい話に感じるので、

何度か記事を読まないと自分にとってはきちんと落とし込みできなさそうです。だから何度も読む。

 

“リーチの最大化と、届くべき人に届く、の最大化”という文中の言葉が心に残ります。

ほんとそう。

とは言え、PV数にこだわりすぎる等に目線がいってしまうのも違うと思いますが…。

 

廃校活用 阿東文庫。秀逸さと懐かしさが同居する空間の不思議について。

廃校活用のある成功例、を聞きました。

山口県山口市にある 阿東文庫。

 

http://ospreymanta.blog.fc2.com/blog-entry-1762.html?sp

 

簡単に言うと、

地元内外のおじいちゃん3人が中心となって廃校に捨てられる予定だった本たちを集め、図書館という新たな役割を廃校に与えた…という事例です。

 

が、この話、なかなかパンチが効いてまして。

まずこのおじいちゃん3人がかなりの頭がキレて、且つやんちゃな方々だそう。

 

地元で捨てられそうになっていた大量の本を、

これまた取り壊し予定だった廃校に勝手に持ち込み、廃校をジャックしたのが、阿東文庫設立のきっかけとのこと。

 

おじいちゃん達は何の許可も得ず廃校を完全占拠したので、当然、自治体からは退去勧告。

しかし、何がおきてるんだ?と訝しがり廃校を訪れ始めた地元の人たちを次々と味方につけ、

最後は地元住民の応援と文庫の運営という既成事実を作り、自治体に阿東文庫の運営と存続を認めさせたのだそう。

おじいちゃん達、イケてます 笑

 

そしておまけ話がもう一つ。

この事例が全国的に有名になり、全国各地から廃校活用例として視察の人たちが訪れるらしいのですが。

阿東文庫を訪れた人たちが決まって口にするのが、

・これはただの図書館ではない。

・これはアートだ。

・ここには文化がある。

 

というセリフだそう。

 

阿東文庫の何がそう連想させるのかは分かりませんが、この話を自分に教えてくれた人は、

阿東文庫は人々のニーズ、欲望を詰め込んだだけの場所ではない。心地よい空間がそこにはある、と言っていました。秀逸さと懐かしさの空間が同居していると。

 

一方、反面教師としてもう一つ教えてくれた廃校活用の事例。

それは、ある地域の廃校活用として行われていた、カフェ、コミュニティスペースなどを詰め込んだ複合施設。

東京の有名広告代理店で働いていたあるクリエイターが主体となって、作り上げた場だそう。

しかし、とてもおしゃれな施設ではあるものの、なんというかとてもチグハグな印象を受けたと。人の欲望だけが集まった施設で、ストーリーや隙間、が無かったと。

 

あくまで人から聞いた話なので、

実物を見たとしたら自分は違う印象を受けるかもしれません。

けれども、阿東文庫と複合施設との違いは何だろなと。阿東文庫を見た多くの人に、アートだ、文化が成り立っている、と言わしめる要因は何だろうと探りたくなりました。

 

どこかの機会があれば、阿東文庫、訪れようとおもいます。

 

記事紹介:地方創生の現場にて、圧倒的成果を叩き出す「f-Biz」小出センター長 インタビュー記事

紹介したい記事が一つ。

地方創生を中小企業支援の切り口で行い、圧倒的成果を出してる事業のセンター長 インタビュー。

この事業と事業を率いるセンター長、尊敬します。素晴らしいなと。有言実行するスキルと覚悟が。

 

富士市産業支援センター「f-Biz」 センター長

小出 宗昭さん インタビュー

https://www.glocaltimes.jp/people/1951

 
少しベクトルが違ってたら、自分もここに弟子入りしたいと食らいついてたかも。この方も、この事業の可能性も、この事業の関係者が込める熱意も、今でもものすごく魅力的。

 

この小出さんの一番弟子にお会いしたことがありますが、その方の熱意とスキルも凄かったです。

その一番弟子になった方、当時、一切スタッフ募集などしてなかった小出さんの後をついて回って、頼み込み続けてようやく弟子にならせてもらったとか。

そしてその一番弟子の方も、小出さんに負けじと岐阜を拠点に活躍中。

 

こういった記事を読むと、自分はまだまだだなぁー、でも、やる気になるなぁー、と、思います。いい記事読みました!

 

 

カタルシスを感じる大学講義について


本日、
仕事の打ち合わせを兼ねて
大学授業にモグりに行ってきました。

 

授業内容は、民芸を切り口にした哲学講義。

とはいっても、全く堅苦しくなく、
むしろとても平易に、
巷で起きている
民芸ブームの契機やブームの背景にある、現代に生きる私達の心の動きなどを解説してくださる内容です。

 

毎回、民藝哲学専門の講師と、講師のお知り合いのゲストの方々(各地の工芸作家であったり、デザイナーであったり…と立場はさまざま。)との対話形式で授業が行われます。

 

授業を行っている先生とは昨年秋、
人に紹介頂いて知り合ったのですが、
お知り合いになれて良かった…と心から思う方の一人です。 

 

この方の授業やセミナーにこれまで幾度か

顔を出させてもらっていましたが、
聴講する度に毎回新たな気づきを頂いたり、
今迄自分の中でうまく表現できず、モヤモヤしていたことを見事に言語化する表現を頂いたりと、
毎回カタルシスを感じる瞬間を頂いていました。

講義を通して現代を生きる私たちの心のうちを探っていく授業では、心が満たされる瞬間が必ずありました。自分にとって、ものすごく面白い、と感じる内容。

 

今日の授業も、やはり素晴らしかった。
今期の授業は本日で終わり。  

 

そして。
ありがたいことに、来季の講義にゲストとして呼んでいただけることになりました。 


さて、何を話そうかなと今からワクワクしています。
この講義のゲストの方はみなさん、知見が深く…さらっと哲学のことについて織り交ぜながら語ったりされてますが…私はハイデガーとか語れません 笑


でも、好きに話していいよ、むしろ、自分が見聞きしてきたものを自由に話してくれればそれで十分、と講師の先生が保障くださっているので、自分が楽しめるように、語ってみようと思います。

 

あと。

自分の講義の番はまだまだ先だけど、

本件でひとつだけ決めていること。


できればお勉強形式じゃなくて、聴講者をまきこみたいなと。

その場にいる全員で、あれやこれやとら色々考えてみたい。むしろ自分はファシリテーターのように。あー楽しみだ。

 

 

最後にひとつ。話は全く変わりますが。
以前このブログにて、五感を使ったアウトプットの場が欲しい、と書きました。
具体的に何をするの?と聞いてくれた方がいたので、その答えを。


とりあえずいま、自分が参加してる各種活動を見渡して、手っ取り早くできることとして。

今週末、ある場所でスピーチしてきます。 そこで一旦、自分にインプットされてる中身を棚卸ししてきます。
さて、スピーチの原稿つくらなきゃ。

 

ライバルと差をつけられる唯一の部分、について思うこと。

ちょっとネガティブなことを書いた昨日から一転。

とても嬉しい報告を、知り合いの専門学生からいただきました。

 

彼女は、去年行ったある工房のインターンシップでその技術と工房の方々に惚れ込み、それ以来ずっと、工房に対してアプローチ。

 

晴れて先日、4月からその工房で正社員になることが決まったそう。これから、その工房で一人前の職人となるべく修行を重ねていく日々が始まります。

彼女から一報いただけたこと自体もちろん嬉しかったのですが、何よりも心から喜んでる彼女の様子が伝わってきて。

 

これから色々大変なこともあると思うけど、まずは夢への第一歩、心からおめでとう!と祝福したい。

彼女の成長の様子、見守っていきたいです。

 

 

…といういい話で終わらせるだけでなく、最近思うこと。

上記の彼女の例に漏れず、何かを掴みたいのならば、自分から動いていくしかないんだろうな、と改めて思います。しかも、生半可な気持ちだったり多少の行動量ではダメで。きっと圧倒的な行動力と熱意が必要。

そして実は、そんな熱い思いを持つ人は結構多いなぁ…と思ったりもします。

 

彼女はその他大勢いた(と思われる。その工房は人気なので。)正社員候補のライバル達の中から勝ち抜き、狭き門である就職の機会を手に入れた。

ライバルの中には、熱意では負けない!という人もいたでしょう。

選ばれた彼女と、その他のライバル達との違いは何だろうか。

アプローチし続ける根気強さなのか、工房との相性の良さなのか。

たまたま、今の工房の状況にマッチしたスキルを持つ人材だった、という可能性も。

 

ですが、多分…これは創造の域を出ないのですが、彼女とライバルとの差は、

”覚悟の違い”が見えたか見えてないか、ではないかなと考えています。

何があっても逃げない覚悟。色々な選択肢が溢れている今だからこその、

一つのことをやり抜く、という覚悟。

彼女の眼の中に、工房の方々は覚悟を見たのかな…と。

(少なくとも自分は、彼女が”どうしてもこの工房で働きたいんだ!”と熱く語っている

時の目が印象的で忘れられません)

その覚悟が見えた時の人間は強いし、それを感じた相手は、何よりも信頼を寄せるんだろうなと。

 

まぁ…色々書きましたが、まずは彼女の場合、是非掴んだチャンスを最大限活かして

働くこと、自分の好きなことにとことん向きあえる機会を最大限楽しんでほしいな、

と思います。

 

改めて、おめでとう!