息子たちに伝えるハハオヤの雑記

30代の自分の日々を淡々と。20年後、30代になるムスコ達に向けて。

廃校活用 阿東文庫。秀逸さと懐かしさが同居する空間の不思議について。

廃校活用のある成功例、を聞きました。

山口県山口市にある 阿東文庫。

 

http://ospreymanta.blog.fc2.com/blog-entry-1762.html?sp

 

簡単に言うと、

地元内外のおじいちゃん3人が中心となって廃校に捨てられる予定だった本たちを集め、図書館という新たな役割を廃校に与えた…という事例です。

 

が、この話、なかなかパンチが効いてまして。

まずこのおじいちゃん3人がかなりの頭がキレて、且つやんちゃな方々だそう。

 

地元で捨てられそうになっていた大量の本を、

これまた取り壊し予定だった廃校に勝手に持ち込み、廃校をジャックしたのが、阿東文庫設立のきっかけとのこと。

 

おじいちゃん達は何の許可も得ず廃校を完全占拠したので、当然、自治体からは退去勧告。

しかし、何がおきてるんだ?と訝しがり廃校を訪れ始めた地元の人たちを次々と味方につけ、

最後は地元住民の応援と文庫の運営という既成事実を作り、自治体に阿東文庫の運営と存続を認めさせたのだそう。

おじいちゃん達、イケてます 笑

 

そしておまけ話がもう一つ。

この事例が全国的に有名になり、全国各地から廃校活用例として視察の人たちが訪れるらしいのですが。

阿東文庫を訪れた人たちが決まって口にするのが、

・これはただの図書館ではない。

・これはアートだ。

・ここには文化がある。

 

というセリフだそう。

 

阿東文庫の何がそう連想させるのかは分かりませんが、この話を自分に教えてくれた人は、

阿東文庫は人々のニーズ、欲望を詰め込んだだけの場所ではない。心地よい空間がそこにはある、と言っていました。秀逸さと懐かしさの空間が同居していると。

 

一方、反面教師としてもう一つ教えてくれた廃校活用の事例。

それは、ある地域の廃校活用として行われていた、カフェ、コミュニティスペースなどを詰め込んだ複合施設。

東京の有名広告代理店で働いていたあるクリエイターが主体となって、作り上げた場だそう。

しかし、とてもおしゃれな施設ではあるものの、なんというかとてもチグハグな印象を受けたと。人の欲望だけが集まった施設で、ストーリーや隙間、が無かったと。

 

あくまで人から聞いた話なので、

実物を見たとしたら自分は違う印象を受けるかもしれません。

けれども、阿東文庫と複合施設との違いは何だろなと。阿東文庫を見た多くの人に、アートだ、文化が成り立っている、と言わしめる要因は何だろうと探りたくなりました。

 

どこかの機会があれば、阿東文庫、訪れようとおもいます。

 

記事紹介:地方創生の現場にて、圧倒的成果を叩き出す「f-Biz」小出センター長 インタビュー記事

紹介したい記事が一つ。

地方創生を中小企業支援の切り口で行い、圧倒的成果を出してる事業のセンター長 インタビュー。

この事業と事業を率いるセンター長、尊敬します。素晴らしいなと。有言実行するスキルと覚悟が。

 

富士市産業支援センター「f-Biz」 センター長

小出 宗昭さん インタビュー

https://www.glocaltimes.jp/people/1951

 
少しベクトルが違ってたら、自分もここに弟子入りしたいと食らいついてたかも。この方も、この事業の可能性も、この事業の関係者が込める熱意も、今でもものすごく魅力的。

 

この小出さんの一番弟子にお会いしたことがありますが、その方の熱意とスキルも凄かったです。

その一番弟子になった方、当時、一切スタッフ募集などしてなかった小出さんの後をついて回って、頼み込み続けてようやく弟子にならせてもらったとか。

そしてその一番弟子の方も、小出さんに負けじと岐阜を拠点に活躍中。

 

こういった記事を読むと、自分はまだまだだなぁー、でも、やる気になるなぁー、と、思います。いい記事読みました!

 

 

カタルシスを感じる大学講義について


本日、
仕事の打ち合わせを兼ねて
大学授業にモグりに行ってきました。

 

授業内容は、民芸を切り口にした哲学講義。

とはいっても、全く堅苦しくなく、
むしろとても平易に、
巷で起きている
民芸ブームの契機やブームの背景にある、現代に生きる私達の心の動きなどを解説してくださる内容です。

 

毎回、民藝哲学専門の講師と、講師のお知り合いのゲストの方々(各地の工芸作家であったり、デザイナーであったり…と立場はさまざま。)との対話形式で授業が行われます。

 

授業を行っている先生とは昨年秋、
人に紹介頂いて知り合ったのですが、
お知り合いになれて良かった…と心から思う方の一人です。 

 

この方の授業やセミナーにこれまで幾度か

顔を出させてもらっていましたが、
聴講する度に毎回新たな気づきを頂いたり、
今迄自分の中でうまく表現できず、モヤモヤしていたことを見事に言語化する表現を頂いたりと、
毎回カタルシスを感じる瞬間を頂いていました。

講義を通して現代を生きる私たちの心のうちを探っていく授業では、心が満たされる瞬間が必ずありました。自分にとって、ものすごく面白い、と感じる内容。

 

今日の授業も、やはり素晴らしかった。
今期の授業は本日で終わり。  

 

そして。
ありがたいことに、来季の講義にゲストとして呼んでいただけることになりました。 


さて、何を話そうかなと今からワクワクしています。
この講義のゲストの方はみなさん、知見が深く…さらっと哲学のことについて織り交ぜながら語ったりされてますが…私はハイデガーとか語れません 笑


でも、好きに話していいよ、むしろ、自分が見聞きしてきたものを自由に話してくれればそれで十分、と講師の先生が保障くださっているので、自分が楽しめるように、語ってみようと思います。

 

あと。

自分の講義の番はまだまだ先だけど、

本件でひとつだけ決めていること。


できればお勉強形式じゃなくて、聴講者をまきこみたいなと。

その場にいる全員で、あれやこれやとら色々考えてみたい。むしろ自分はファシリテーターのように。あー楽しみだ。

 

 

最後にひとつ。話は全く変わりますが。
以前このブログにて、五感を使ったアウトプットの場が欲しい、と書きました。
具体的に何をするの?と聞いてくれた方がいたので、その答えを。


とりあえずいま、自分が参加してる各種活動を見渡して、手っ取り早くできることとして。

今週末、ある場所でスピーチしてきます。 そこで一旦、自分にインプットされてる中身を棚卸ししてきます。
さて、スピーチの原稿つくらなきゃ。

 

ライバルと差をつけられる唯一の部分、について思うこと。

ちょっとネガティブなことを書いた昨日から一転。

とても嬉しい報告を、知り合いの専門学生からいただきました。

 

彼女は、去年行ったある工房のインターンシップでその技術と工房の方々に惚れ込み、それ以来ずっと、工房に対してアプローチ。

 

晴れて先日、4月からその工房で正社員になることが決まったそう。これから、その工房で一人前の職人となるべく修行を重ねていく日々が始まります。

彼女から一報いただけたこと自体もちろん嬉しかったのですが、何よりも心から喜んでる彼女の様子が伝わってきて。

 

これから色々大変なこともあると思うけど、まずは夢への第一歩、心からおめでとう!と祝福したい。

彼女の成長の様子、見守っていきたいです。

 

 

…といういい話で終わらせるだけでなく、最近思うこと。

上記の彼女の例に漏れず、何かを掴みたいのならば、自分から動いていくしかないんだろうな、と改めて思います。しかも、生半可な気持ちだったり多少の行動量ではダメで。きっと圧倒的な行動力と熱意が必要。

そして実は、そんな熱い思いを持つ人は結構多いなぁ…と思ったりもします。

 

彼女はその他大勢いた(と思われる。その工房は人気なので。)正社員候補のライバル達の中から勝ち抜き、狭き門である就職の機会を手に入れた。

ライバルの中には、熱意では負けない!という人もいたでしょう。

選ばれた彼女と、その他のライバル達との違いは何だろうか。

アプローチし続ける根気強さなのか、工房との相性の良さなのか。

たまたま、今の工房の状況にマッチしたスキルを持つ人材だった、という可能性も。

 

ですが、多分…これは創造の域を出ないのですが、彼女とライバルとの差は、

”覚悟の違い”が見えたか見えてないか、ではないかなと考えています。

何があっても逃げない覚悟。色々な選択肢が溢れている今だからこその、

一つのことをやり抜く、という覚悟。

彼女の眼の中に、工房の方々は覚悟を見たのかな…と。

(少なくとも自分は、彼女が”どうしてもこの工房で働きたいんだ!”と熱く語っている

時の目が印象的で忘れられません)

その覚悟が見えた時の人間は強いし、それを感じた相手は、何よりも信頼を寄せるんだろうなと。

 

まぁ…色々書きましたが、まずは彼女の場合、是非掴んだチャンスを最大限活かして

働くこと、自分の好きなことにとことん向きあえる機会を最大限楽しんでほしいな、

と思います。

 

改めて、おめでとう!

 

 

ネガティブな人と付き合うデメリットについて。

前回、過去のつながりを恐れる必要は無いかもと書きましたが…前言撤回。

今、色々吸収して前に進もうとしている自分にとっては、(偉そうな言い方になりますが)その行動を無駄にしないためにも、付き合う人を特に注意して選ばなければならない時期なんだな、と思う出来事がありました。

 

最近、暫くぶりに会ったワーママ友達の間で

軽い飲み会が開かれたのですが。

そこにいた、ある方…発言が卑屈、後ろ向き、くさくさしている…と話す機会があり。

その方と自分が話したのはそんなに長い時間でなかったものの、自分のパワーをかなり持ってかれた感覚を覚えました。

 

その方はこれまで、仕事やプライベートでおそらく理不尽な扱いを受け、そのやるせない気持ちの発散の場を求めて参加されたのだと思います。

もちろん同情の余地はあるのですが…発する負のオーラや(卑屈やひがみの話を聞きたくなくて)話の論点を周囲が変えても、自分の発信したい内容にこだわり続ける姿勢…ある意味怨念というか…にだいぶ気持ちが消耗…。ほんの1、2時間だったはずなのに大変疲れた経験をしました。

ここまで負のオーラをしっかりと感じ、ダメージを受けたのは、久しぶりかもしれない…。

 

はっきり、この方とは距離を置くべきだと感じました。

自分自身も今、余裕がない状況なので…おそらくその方と今後付き合い続けたとしても、その卑屈な姿勢に自分も優しい対応を取れないと思うので、お互いとって離れた方が良いな…と。

 

付き合う人を選べ、とよく言います。

自分も気分が落ちてる時には、傷を舐め合う関係というのは時としてありかもしれません。

が、ネガティブな人と接触を持つこと、自分の時間を割いて付き合うのは、かなりの足かせになるな…きちんと見極めていかねば、と感じた経験でした。ネガティブな人と付き合った時の自分が受ける影響について、少し甘く見ていました。これは結構、くる。認識を改めます。

 

そしてこれは大変申し訳ないけど、転職前に自分がいた環境に、結構ネガティブな人が多い気が…。

だからこそ、今までとこれからも、付き合っていて気持ちが良い方たちは心から大切にしないとな、とも、改めて実感。今回のことは良い経験だったかもしれないです。

過去のつながり、自分のルーツと向き合う時間について。

音声入力だとタイピングの3倍速く入力でき、効率的だと紹介されている記事を読んだので、今回試してみました。

確かに音声入力の精度はかなり高く効率的に感じます…が、慣れてないせいか

考え方を纏めながら言葉を紡ぐのは結構難しいな…とも。

しばらく試してみようと思います。

 

さて昨日、思い立って、自分の社会人の基礎を築いてくださった大先輩方に

新年の挨拶に行ってきました。


偶然、先輩方がいる場所の近くを通りかかっていたので、その場で連絡し突撃訪問。
久しぶりにお会いした先輩方は驚きつつも、「相変わらずだな」と笑顔で迎えて

くださいました。.


先輩方は自分が20代の頃、社会人のイロハを教えてくださった方々です。

もうその頃から早数年…なのですが、まだまだその方々にとっては、自分は青臭い

若造扱いです。

きっとこの関係はずっと変わらないんだろうなと思います。

でもその関係性がとても安心できたりします。

自分の社会人のルーツに触れた時間でした。

 

実は転職後、(自分に余裕がなかったことが1番の理由ですが)、あまりに違う業種に

仕事が変わったこともあり、あえて暫く前の環境から遠ざかろうとしていました。

前に向かって走るしかない今の自分の、足を止める要因を少しでも排除したい

思いもあり。

でもそれは、自分が怖がりすぎていただけだったのかもしれないな、と気づきました。

少なくとも昨日お会いした方々は、私の近況を大変に面白がって聞いてくれ、

励ましてくれ、見送ってくださいました。

お会いできたのはほんの10数分の出来事でしたが、自分がその時間でとても勇気を

いただいたことにも気づきました。

 

過去を懐かしむばかりでは意味はありませんが、時折初心を思い出すためにも、

過去のつながり、自分の思考のルーツなどと向き合う時間は思った以上に

大切かもしれないなと。

そして、言い方はちょっと大げさかもしれませんが、過去を恐れる必要は

ないんだなとも。

自分の心持ち次第で、過去が足を引っ張るかどうかは決まるもんだなと、

ふと思った1日でした。

 

先輩方、ありがとうございました。また突撃訪問すると思います。

その時もまた、「相変わらず鉄砲玉みたいな奴だな」と.笑ってやってください。

あと次回お会いする時は、「お前に全部パワーを吸い取られた」と、全員に口を

揃えて言われない様、会話のパワー配分は気を付けますので…。

(きっと自分も興奮していたんでしょう。マシンガントークで話しまくっていたので…)

 

 

  

最後に。

全く話は変わりますが備忘録までに。

 

最近、強烈にアウトプットする場が欲しいと感じています。

 

例えば上記の体験のような、自分にとって強く印象に残ったできごと…からの自分の

思考のプロセスを整理したりする場。

そして何よりも最近、とみに増えるインプット量(しかも今の自分にとって

最重要な情報ばかり)を定着させる為のアウトプットの場。

 

このブログでも良いのですが、他にもっと場はないかと。

できれば五感をフルに使える環境を定期的に持てないかと。

 

どんどんアウトプットしていかないと、せっかくのインプットがすでに今も、

ぽろぽろと頭から抜け落ちている様なイメージ。ものすごい危機感があります…。


とりあえず今はevernoteに学んだこと・気づいたことを書き留めていますが、

それでは多分、記憶の定着には不十分。

もっと能動的な何か、五感を使うなど強烈なアウトプットをしたい思い…。

この対策は、早急に考えます。

興味をそそられる服屋さん ALL YOURS

…を見つけました。

allyours.jp

自分が知らなかっただけで、クラウドファンディングCAMPFIREでは結構有名な団体な様。

 

何が面白いかっていうと、

・元ライトオンに勤めていたらしい、服のプロ達が

・従来の服で、不満に感じがちなところをクリアする製品を次々と打ち出している

(たとえば、何度洗っても色あせしない黒ジャケット、洗濯しても3時間で乾いて

 且つ型崩れしないジャケット、ゴワゴワな着心地が一切無いジーパンなど…)

・しかも24か月連続クラウドファンディングという形で

(おそらく、クラウドファンディングで試作品 →その後製品化、というサイクルをずっと回している)

・そしてその服の製造を、繊維を知り尽くしている石川県の老舗工場とタッグを

 組んで成立している(←これがまた、個人的にグッとくる)

 

というところ。

 

なんかこの、カユイところに手が届く商品を、

服のプロ達が、

技術をしっかりともった地域企業とタッグを組んでどんどん産み出し、

攻めていってる、

っていう感じがすごく好きです。製品自体も評判がよさそう。

 

この会社のコンセプトもいいなと。

>働き方が変わってきています。「仕事の服と日常の服」。
インターネットがその境界線をどんどん曖昧にしていきます。

「仕事中はストレスが無く、ちゃんと見えて、日常生活ではリラックスして、

気にせず着られる。」

着ているときも、洗濯などのケアのときも、気にせず着られて、日々のお手入れも

丸洗いでOK

いま、この時代、そんなものが必要とされていると思うのです。

>すべてのブランド・サービス・形(かたち)が「あなた中心」であること。

 

時流に乗ってるなと。

ZOZOスーツでプライベートブランドを展開し始めたZOZOTOWNやUNIQLOしかり。

 

ちなみに現在実施中のクラウドファンディング内容は、

”さよならジーパン!”(ジーパンを着る上で不便に感じがちな部分を全てクリアした

製品だそう…)1/4時点で、実施期間残り4日。既に目標額は大幅達成。

camp-fire.jp

しかも、このお店の直営店舗(試着ができる)、自分の通勤範囲内(池尻大橋)に

ありました。

すごく興味があります。製品の品質も、今迄打ち出した製品を考えつくまでの

スタッフの方達の考え方のプロセスも。

近いうちに店舗に行ってみます。