息子たちに伝えるハハオヤの雑記

30代の自分の日々を淡々と。20年後、30代になるムスコ達に向けて。

オススメ本 独学の技法

最近、視野を広げたくて色んな本を乱読してます。

今朝の本はこれ。

 

知的戦闘力を高める独学の技法

https://www.diamond.co.jp/book/9784478103395.html

 

 

これ、おすすめです。パラパラとめくってエッセンスを取るだけでも十分元がとれます。

 

リベラルアーツリカレント教育といったキーワードが流行っている今、"なんか学ばないとヤバイかも…?"と危機感を感じ始めた人にとっては、独学の仕方のいい方針になると思います。

 

雑談ですが

今やどの情報媒体をとっても、

"今の時代は先が読めない"

"過去の経験、知識はあっという間に陳腐化する"という言葉が溢れてますね…。

走り続けながら学び続けるしかないんだろうなぁ、と改めて思います。

勢いに押されて、つい…

載せたくなりました 笑

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電車の中吊り広告で発見。

ベタだけど、勢いが良い。

 

検索してみたら、自分と同じように勢いに押されて拡散してる人が沢山いました 笑

 

岩手 大槌おおつち町の物産展広告でした。

http://www.town.otsuchi.iwate.jp/gyosei/docs/2016110900039/

 

 

思考がクリアになった結果の転換点について。

これから書くことは、完全に将来の自分に向けての備忘録です。

今週末、2つ、良いことがありました。

 

1つ目。

久しぶりに時間を忘れてゆっくり寝ました。
これまでも睡眠は一応取ってはいましたが、

普段から寝不足気味だったのと、しっかり睡眠時間を確保しようとしても、なぜか

気持ちがせわしく夜明けに目が覚めて活動を始めてしまっていたりしていました。

心から「ちゃんと寝た」と感じるくらい寝たのは数か月振りかもしれません。

で、ちゃんと寝て思ったこと。
睡眠は大事だということです。当たり前だけどそれを実感。
しっかり休息を取ったら、思考が完全にクリアになりました。
というか、思考がクリアになった結果、いかに今まで
思考が淀んでいたかが分かったというか…。

 

2つ目。

前職でガッツリ関わっていた社内プロジェクトの活動発表に特別ゲストで呼んで頂きました。そのプロジェクトでサブリーダーだったので、途中自分が抜けた後、あのプロジェクトはどうなったんだろう…と気にかけてもいたので、良い着地だったことを見れて良かった。気持ちがすっきりしました。(メンバーは優秀な人ばかりだったから心配はしていなかったけれども)

 

で、睡眠がしっかりとれたことと、前職のことで引きずっていたこと、

要素は違うけれども、2つ区切りがついて自分の頭がすっきりした結果、
自分の中でここ数か月ずっと解決できなかったことが一つ、解消されました。

 

解決できていなかったこと…それは、自分の立ち位置や心身の状況が(これまではできていたのに、ここ数か月は)俯瞰したくとも全くできてなかったこと、でした。


この数か月、生活に楽しさはあるけれども

いつもは自分の状況が ふっと俯瞰できる瞬間があって、それでバランスを保っていた

部分があったのですが(いま、自分はまだ余裕があるぞ、とか、そろそろ休息が必要だぞ、など)、俯瞰ができず、且つ、自分の中で何かのバランスが大きく崩れていると感じていました。
どう立て直そうかずっと考えつつも、立て直す前に、やるべきこと、やりたいことを
優先しているうちに時間が経ってしまい…。そして視野もどんどん狭まり…。
なんとかしないと、どんどん苦しくなるな、と思っていました。


ですが、思考が完全クリアになった結果。
自分がバランスを崩していた要因、何が悪かったのかが分かった気がします。

要は、自分の長期目標を描けていないまま、波に飲まれて、
様々な声を聞きすぎていたということ。自分の足で立ててなかった。

誰の意見もどんな意見も、あくまで一意見であり、
参考にするかしないかは自分次第で、自分の人生に責任を取るものでない。
当たり前のことなのにな、と…。

 

働き方は今後も変わらないし、
週が明けたらまた、波にのまれる生活ですが、一つ、今日から習慣づけようと思ったこと。

毎日きちんと寝ること、

そして、振り返りの時間をきちんと持つこと。

そうすればこのクリアな思考がなるべく多く保てる気がします。

 

クリアな思考が保てて、かつ、気持ちが凪の様に落ち着いた状態で
毎朝を迎えられるなら…これから起こる予定のどんな問題にも太刀打ちできるような気がします。


と、あと、こんな気持ちになったのは、
この本を読んだのも一因かもです。

 

新しい分かり方/ 著:佐藤雅彦

https://www.amazon.co.jp/新しい分かり方-佐藤-雅彦/dp/4120050084

とても面白いです。
いかに人が、既成概念にとらわれてモノを見ているかが良くわかります。

そして既成概念に新たな考えを一つ入れてみると、今度はその考えから離れられなくなるということも。

でも、読むとふっと気持ちが軽くなって、視野もパッと広がります。

気兼なく読めるボリュームと内容ですし。

ちょっと視点を変えたいなと思っている方は、是非。おすすめです。

無意識のうちにやりたいことを諦めていく怖さについて。

最近新聞記事で、ある社長の若かりし頃の苦労話を読みました。

 

内容は、その社長が中東のある国の化学工場に勤め続けていた課長時代―今から数十年前程ーの話でした。

化学工場の周囲は砂漠、逃げ場は一切無し。

現地スタッフとのコミュニケーションの苦労は言葉のみならず慣習やら

宗教の違いやらで多く、工場現場での事務所での盗難はしょっちゅう。

気を許す仲間も最初はいなく、頼れるのは自分ひとり。

並々ならぬ苦労はしたものの、この経験を通して、

仕事の醍醐味を知ったーというものでした。

 

これを読んで、ふっと、「そういえば自分は、こんな仕事をする、と本気で思っていた時期があったんだっけ…」と思い出しました。

実際、10年程前の就活の時期は化学メーカーやプラント業、インフラ業の就職試験ばかり受けていました。やはり男性が多い業界なため、女性の自分は面接会場で完全に浮いていたこと…なども思いだしたり。

 

そんなことを考えているうち、この夢をいつの間にか諦めていたこと、そして諦めたこと自体に無自覚だったこと…に少し動揺を覚えました。

当時はあんなに本気だったのに。当時バブルだったドバイ駐在を目指してアラビア語も学ぼうとしていたのに。

自分の想いに向き合っていないうち、きっと沢山の言い訳を無意識に用意して次第に諦めていっていったのでしょう。

そしてそんな夢がきっと他にも沢山あって、心の中に、澱の様に溜まっている気がする…。

 

人生は一回きりだし、選択肢は大抵はどれか1つを選ぶものだし、全ての夢に執着する必要はないと思います。

ただ、無意識のうちに言い訳をして、やりたいことを諦める姿勢が基本スタンスになってしまうのはとても嫌だなと。

きちんと一つ一つの夢に対して向き合って、納得して手放すなり、叶えるために努力するなりしていきたい。もちろんグレーにしておく時期も必要ではあるのだけれども。

 

翻って、今。

過去、無意識のうちに諦めた夢なども含め今迄の経験全てが実になって、今の自分があると思っているので、過去については全く悔やむ気もないしむしろ今が一番ベストであると自信をもってます。

ただ、「やりたい!」と今、考えている沢山の夢たちに対しては、自分に残された時間やこれまでの経験値を踏まえると、きっと取捨選択が必要な場面が来るだろうとも思ってます。前向きに言うと、自分のパワーを投下するために、やることを絞り込んでいく場面がそのうち来る。

 

その時はきちんと、それらと向き合って、パッと潔く手放せるように。無意識のうち言い訳して諦めていくんではなく。

そんなスタンスでいこう、と、そしてそう思ったことを忘れないようにしよう…と、この記事を読んで思いました。

衰退マーケットでの生き残り方について。

気になった記事やコメントを見つけたら、どんどん溜め込むたちでして、

過去溜め込んできたコメントをなんとなく眺めてたら、今の自分に響くコメントを見つけました。

 

"衰退マーケットに優秀な人が流れ込みにくいので、そういった面でもうまくやれば1人勝ちする可能性があるんですよね。

書店業界を見ていると、優秀な人は出版社の営業に転職したり、外に出て行ったりする。

全国にも一部の書店には、本当にビジネスを考えられる方がいるんですが、本が好きで仕事をしている人のほとんどは、ビジネスという戦場において戦うというスタンスになっていないんだと思います。

ビジネスとして全体を網羅的に考えられる人材が少ない。"

 

このコメント、確か書店業界で本屋経営に革命を起こした!と言われた方のインタビューで載っていた気が。

どなただったかは忘れました。ちなみにcccではないです。

 

これは本当にその通り!と思います。

きっと自分が関わろうとしている工芸業界もそうですし、他の業界でも。

これまで色々な条件により守られてきた業界であれば 尚更。

でもそれって、やり方を考えればチャンスですよね、と思います。周りがまだ気づいてない時に先んじて動けば。簡単ではないけれども。

 

妙に今の自分にしっくりきたので、ここに備忘録までに書き留めました。

自分が目指す方向にはまだまだチャンスがあるはず!と、気持ちが前向きになったような気が。頑張って、また、頑張る状況を楽しみます。

 

 

相手にどう伝わるか、こだわりをもつこと、について。

突然ですが、とても心惹かれるHPを見つけました。

山中漆器を扱う、ある工房のHPです。

http://www.gatomikio.jp/1/

この漆器の製品コンセプト自体とても面白いのですが、この工房の哲学、製品にまつわるストーリーがHPが完璧に再現されてて、全くブレてないところにとても感心しました。

工房が消費者に伝えたいことが誤解なく伝わるように、ものすごく丁寧で入念にHPを設計しているように感じます。

ここのHPを隅から隅まで読み終わったころには、きっとこの工房の大ファンになってしまうでしょう…。

 

このHPを紹介して何を言いたいかというと。

自分が伝えたいことがあるときは、相手がどう捉えるかを本当によく考えて、伝え方を工夫するなりしないとな…、ということです。

自分が話すことや説明する考え方、全てがそのまま相手も同じ温度や認識で受け止めるわけではないものな…と。

 

これは自分の反省ですが。

自分の言ったことについて相手が違う受け取り方をして"そんなつもりで言ったわけでなかったのに…"という出来事が最近幾つかあったので、

このHPを拝見して、伝わり方、に徹底的にこだわる工房の姿勢を素直に尊敬しました。

 

本日、この工房の方のトークショーに行きます。楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ある販売員から聞いた、工房修行の一側面について

昨日、良い話を聞きました。 

 

あるお店で傘(織りのきちんとした作りの傘)を購入したのですが

そこで熱意ある接客をしてくださった店員さんが、過去、新潟県十日町市で着物製作を学ぶために工房で7年間修行をやっていたと聞きました。

そして、そこでの修行の様子を教えてくださいました。

工房での修行の厳しさ…"その仕事だけでは食えない"、"親方や先輩が厳しい"、

そういったことは良く聞きます。

が、その販売員の方が話してくれた"厳しさ"、の内容をよくよく深掘りすると、

・弟子たちが殴られるのは日常茶飯事

・柿渋を投げつけられて頭から浴びる、

・他にも諸々、指導というよりイジメ…?のような仕打ちを受けた

など…

 

志高く持って入ってきた若者たちも、1人2人とやめていき…自分が話を聞いた定員さんがその工房に最後まで残り、

そして、

その方は、自分は一通り技術を身につけた。腕一本で生きていける、と自信がついた段階で辞めたそう。 今はフリーランスの着物デザイナー兼販売員で生きているそうです。

 

話を聞いて、複雑な気持ちになりました。

今の若者はヌルい、とか、鉄拳制裁だ!というやりかたも確かに否定はできませんが…

そのやり方は愛のある厳しさなのか、単なるシゴキなのか。

いずれにせよ、シゴく相手に、シゴくなりの理由や愛情が伝わってないと単なるイジメだよな、とも。そのやり方、自分たちの首を絞めているだけだと気づかないのだろうか…。

 

工房の後継者不足、というテーマは良く聞きますが、その問題を突き詰めていくと、どの業界にも共通する、極めて普遍的なテーマに行き着くな…と最近思います。

例えば先人たちの、自身の経験への固執と変わることへの抵抗感だとか。

そういった問題の解決方法も、各々の業界特性をちょっと味付けした、共通のアプローチになるのかな…なども思います。

ポーンと、すぐ、解決方法が出てくれば良いのですけどね。

 

そんなこともつらつらと考えましたが。

品質、デザインともにとても気に入った傘を手に入れられて、しかも考えの種になる面白いネタまで教えていただき、ラッキーな日でした 笑

店員さん、ありがとうございます!

 

ちなみに。

購入した傘はここのものです。江戸時代から続く織りの傘のお店。山梨県にあります。

とても品質が良いものをきちんと提供くださってます。修理もしてくれるそうです。

https://www.makita-1866.jp/