読書メモ、工芸品メモ、その他

①読んだ本の内容の覚え書き②伝統工芸品に関するあれこれメモ、を載せてます。

自身が最近、モチベーションをもらったことについて

週末、工芸メーカー経営者が集まる協会の勉強会に事務局員として参加してきました。

 

ありがたいことに知人方に縁をつないでいただき、事務局員として参加したこの会。自身にとってはずっっと関わってみたかった協会なので、本当にとっても!心から楽しい時間でした。

開催場所は鯖江でした。

1日目の勉強会は工芸分野の話としてもイチ経営者としても学ぶことばかり。

2日目の鯖江視察も本当に面白かった。和紙、漆、眼鏡、刃物…色々な工房を視察に伺いました。

 

で、ひとつ思ったこととして。

その場には、経営者の方々が勉強の為に…と連れてきた各社の若手がチラホラ参加していたのですが、

彼らも口を揃えて"すごく勉強になった!面白かった!!"と、キラキラした目で答えておりました。

純粋に、なんかいいなぁ。。と。

 

工芸業界ではまだまだ社内にベテランも多く、

彼らの年齢でこういった経営者の会合に参加し、他企業の経営者から話を聞く機会は滅多に無いもの。

彼らは参加者同士の宴会にて経営者の方々が腹を割って語ることを聞いたり、自分なりに真剣に考えた相談を持ちかけてみたりしていました。

彼らなりにモチベーションがかなり上がったようです。

 

自分自身もとても贅沢な時間を過ごさせていただきましたが、年齢の近い彼らがモチベーションを高めていく姿にも刺激を受けました。

よし、自身もまた頑張ろう!と。

 

彼らとは、お互い刺激を受けるいい仲間とも

なりました。またお会いできることを楽しみにしてます!

からむし織の里、昭和村への郷愁について

訪れてみたい場所がまた一つ、できました。

からむし織の里、福島県大沼郡昭和村。

 

きっかけはこのウェブマガジン。

http://motokurashi.com/fukushima-showamura-karamushi/20170927

 

ただただ最高級の糸を紡ぐために、糸の材料になる植物を育てる為の畑作りから手をかけるという…昔ながらのやりかたを続けている昭和村の方々。

一見愚直すぎる気もします。ここまで手をかける必要があるのかとか、もっと作業を効率化できるんじゃないか…とか。

でも、からむし織の工程については、そんな考えを持つことさえ無粋な様な。

この方たちは糸を紡ぐという行為を通して、

人間は自然と繋がっているという本質的なことを確かめているんじゃないか…とぼんやり考えました。

 

なんとなくこの記事を読んで、以前、久米島で拝見した久米島紬を織る方々のことを思い出しました。紬を織る行為を通して、久米島の自然と対話している様な方々。

からむし織にしても久米島紬にしても、どこかでこういった暮らしのスタンスに憧れを抱いている人は多いのだろうな…と思います。(実際、昭和村で毎年募集する、からむし織の研修生への応募は結構なものだそう。研修期間終了後も昭和村に定住する方も多いそうで)

 

惹かれるところはこの方々の

足るを知るという潔さに対してなのか、昔ながらの暮らしかたなのか、自然と繋がって生き続ける姿勢なのか…。とりあえずただただ…昭和村でのからむし織の工程と昭和村自体に、強烈な懐かしさを覚えました。

燕三条 工場の祭典 についての感想。

燕三条 工場の祭典に行ってきました。

 

今回、自身は以下↓幾つかの機会にめぐまれたので、本当にいいタイミングで伺えたと思ってます。色々な方に感謝しかないです。

 

・今回行くきっかけを作ってくださった方が
現地に顔見知りが多いようで、その方に色々案内していただけたので燕三条の工場の方々などから工場の祭典というイベントの現状について伺え、色々と垣間見れるものがあった。

 

・↑のきっかけを作ってくださった方も大変な博識(大学教授の方なので、その方に対して失礼な言い方かもですが…)、かつ、
一般人には難解に聞こえる哲学の話を、最近の世の中の流れを掛け合わせて分かりやすく解説してくれる方なので、お話一つ一つがとても学びになった。特にその方が、工場の祭典に合わせて行ったトークセッションが秀逸でした。本当に。

 

・今回、燕三条の工場の祭典にて、各地のオープンファクトリー系イベントとリンクする企画
(2週間前行った高岡、来週行く鯖江など)が目玉企画として開催されていたので、各地のイベントのキーパーソンにトークセッションやもしくは直接、話を伺える機会があった。

 

ここ1,2ヶ月、自身が疑問に思っていたことなどを色々な方に直接伺う機会に沢山沢山恵まれたので、超贅沢な時間を過ごしました。

というか頭に情報を詰め込みすぎて知恵熱が出そう…。良い意味でほんとに疲れました。


一つ思ったこととして。
今回伺ったそれぞれの方の価値観、考え方を自身の答えとしてはいけないなとだけは思いました。
みなさん、経験に基づいての確固とした話をされるので…そうか、この疑問に対する回答はこれか!と、納得してしまいそうなんですが…。
多分、色々な情報をいただくことで現状を知り課題が明確になり、では自身はどういう立ち位置で動くか、というところ。

自身はどうするか…?と考えすぎると頭が痛いのですが、まぁ…きっと情報を蓄積しているうちにポンっと答えが出てくるか、少しずつ見えてくるか…だと思うので、焦らず、引き続き現場に足を運んで見てこようと思います。

 

来週は鯖江
あとは近いうちに波佐見も見に行きたい。

 

あともう一言言うと…ちゃんと、お話を伺った分、その方々にも何かお返しをしたいのですが…できてない…今の自分の力の無さへの悔しさを今回感じました。

話を伺ったことに対し、具体的にどういったことが役立ったのか、御礼をきちんとお伝えすることだけは意識してますが…。
反省点というかそこはまだまだまだ…なので、努力します…。

 

人とのご縁を繋ぐ時に大切にしていること、について

自分自身への備忘録です。初心を忘れないように…と。

 

なんだか最近、ずっとお会いしてみたかった方、繋がってみたかった方々との縁に恵まれることが多くなってきました。

もちろん運などもありますが、何かしら自身の行動にも要因があればそれを掴んでおきたいな…と最近考えていました。

で、人と対峙する時に大切にしている幾つかの自分ルールみたいなものがあったので、まとめてみました。

将来もし、自身が驕ってしまった時に読み返します様に。

 

1、素直に感謝の言葉を伝える。

 →何か、誰かに感謝したり感動したり良い印象を持った時は、そのまま気持ちを伝える様に心がけています。「これは伝えるまでもないかな…」「ちょっと伝えるの恥ずかしいな、面倒くさいな」と思ったことこそ、きちんと、素直に、言葉を尽くして相手に伝える。この一手間を省く人が意外と多いのかも…と最近思いました。

そして言われた相手は、自身が思った以上に喜んでくれることが多いです。喜ぶ姿を見るのがまた嬉しい。

 

2.フットワークは軽くする。

→何かイベントなり何なり、誘われたら基本断らず、その場で「行きます」と返事をしてます。それは、その方にとってたくさんいる知り合いの中でも「自身を」誘って頂いた相手へ感謝を伝える意味としても。(いや、相手はそんなに深く考えていないことも多々ありますが)

コスト面、移動時間面で多少のデメリットがあったとしても、そこは飲み込んで行きます。行った先で必ず新たな展開がある…と今までの経験上から変な自信があるので。実際、行ったことで後悔したことは今迄一度もありません。新たな展開を仕掛けるためには、ある程度事前の準備をする努力も必要ですが。

 

3.自分から出向く。

→2にも絡みますが、会いたい人(自身の場合は工芸関係のキーパーソン、有名人とか)には、なるべく自ら会いに行く。どんな地域であっても。東京で行われるトークイベントに会いたい方がゲストで出られる時なども良い機会ではあるのですが…その機会を首を長くして待っているのでは自身だけではありません。 

都市圏など多くの人にとってアクセスの良い地域でお会いすると、それだけ多くの人がその方の話を聞きに集まってきます。

その方々のホームグラウンドでお会いする方が、そもそもその場に集まってくる他の人達が少ないのでより深い話が聞きやすい。(みなさん「会ってみたい」と口では言うものの、特に都市圏に住む方々は意外と各地域まで出向くことを億劫がるものなんですね。)

今、このタイミングで行くのがチャンスだ、と思ったら、迷わず出向く。

 

特に1、は自身が普段から関わる人に対しても意識して行っています。こうやって、相手への好意をきちんと言葉に出して、恥ずかしがらずに伝える人って意外といないみたい…ということと、言われた相手にとってはそれがちょっとしたモチベーションアップにつながるみたいだということに最近気づいたので。

 

こんな感じのところかもしれません。

あ、あと一つ。自身がとるどんな行為についても、基本は真摯な想いを持って、相手への尊敬を忘れないこと。 

 

他にも思いついたら適時プラッシュアップしていこうと思います。

「うなぎの寝床」さんのコンセプトの打ち出し方について

九州 筑後地方で有名なアンテナショップ「うなぎの寝床」さん。

 

なんとなく、こちらのHPを拝見してみた時、コンセプトの内容と、その打ち出し方にちょっと感動しました。

福岡八女 うなぎの寝床 | 九州ちくごのものづくりと、地域のアンテナとして。 | 泊・買・遊・見 | コンセプト

 

明確でぶれないコンセプトの設定と、コンセプトの伝え方が本当に明瞭、徹底しています。潔ぎ良さがすごい…。そして(言い方は語弊があるかですが)いい意味で、自分たちの活動の身の丈を弁えていらっしゃいます。

 

うなぎの寝床さんのHPを見た人としては、

”なるほど、あなたたちの団体は、こういう意図をもって、このような活動をして、

団体の活動範囲としてはここまで、と規定しているんですね…”と納得せざるを得ないというか。

このアンテナショップを運営している方の芯が、全くぶれていないことを感じました。

そして、コンセプトの打ち出し方から感じるぶれなささ、からの、信頼感。

きっと本店に行ったらこの方々の世界観がこれと言ってないほど打ち出されていて、ファンになってしまうんでしょうね。

 

ここの本店、行きたいなぁ…と。このメンバーの方々と話してみたいなぁ…という気持ちがモクモクと湧き…。

とりあえず、今週末伺う予定の燕三条 工場の祭典に「うなぎの寝床」さん方も

出店されるようなので、見てこようと思います。

 

 

 

良い書き手、について説明された記事の紹介

"良い書き手"になることの重要性をうたう声を良く聞きます。

感覚的には"そうなんだろうな"くらいにしか思ってなくて、何故それが重要か?について突き詰めて考えたり、はっきりとした答えを聞いたことがなかったので…自分の中でも、いまいちスッキリしていない部分がありました。

 

が、最近読んだこのブログに、自分にとっての解のほとんどが説明されてました。

良い書き手になることが重要な理由、そもそものこの世の中の流れの背景、具体例、その他色々。これを読んで、自分の中ではかなりすっきり。腑に落ちました。

 

http://blog.tinect.jp/?p=43362

 

これを書いた方による一意見、の枠は超えないものだし、この内容を全面的に信じるわけではないけど…読む価値あり。

是非、読んでみてください。

 

これ読んで、やっぱり自身も頑張ろう…と気持ちを新たにしました。

尊敬とファンの違い、について。

工芸・民芸の業界に仕事面でも関わる様になり、沢山の、信念を持った素晴らしい方々と出会う機会が一層増えました。その出会いがあること自体は嬉しいですし、心から尊敬する方も幾人かいます。それ自体は本当にありがたいです。

 

その一方、その方々に対しては

尊敬はしても、ファンになってはいけない…といつも強く思っています。

 

尊敬することとファンになることの違いについて…

すごく個人的な考えです。

 

尊敬/ファンの対象となる方に対して、その方がやることを冷静な視点で見て、自分の頭で考え判断できる余地を持てるかどうかの違い、だと自身は思っています。

 

判断できず、その方の魅力に没頭してしまうのがファン。

そうでないのが尊敬。冷静に、その方がやることを見て判断する余地がある感じ。

自身の勝手な解釈です。

 

ファンだと…その方のやること全てが正しい!と思ってしまう怖さを感じています。

一方、尊敬、に留めておくと、自分の信条と違うことをもしその方が行った時、きちんと頭の中でアラームが鳴るかなと…。

 

特に自分の人生の方向性に影響を与えていただく方々に対しては、尊敬、でいたい。

影響は多分に受けたとしても、判断は自分でしたいので。

 

最近、ある金工職人さんと、工芸業界での有名人(圧倒的にビジネスとして成果を出している経営者)についての話題をしていた中で、

職人さんから"随分と詳しいね。その人のファンなんだね。"とのコメントを頂いたので、

こんなことを書いてみました。

 

もちろんその時も、

"尊敬はしてるけどファンではないです!!!"と、はっきり伝えました。相手は不思議な顔をしてましたが…。