20180604 ”自分は見られている”と感じることによる効果
【振り返りと今後の方針】
1.俯瞰。とにかく俯瞰。そうすればやることが明確に。隣の芝が青く見えない
2.突発で入った仕事についてはバッファの2倍見ておくこと。踏まえて計画を
3.落ち着いて、伝えるべきことを、伝えること
【本題】
ホーソン効果、という言葉をご存知でしょうか?
注目を浴びることで、相手の期待に応えたい心理的行動によって好結果を出す効果とのことです。
そもそもの由来は以下の通り。
>約1世紀程前、米国のホーソン工場で、労働者の作業効率の向上を目指すための調査から発見された現象であるため、この名がある(ホーソン実験)。調査は工場の何を改善すれば一番効果的かを調査の目的とした。その結果、労働者の周囲や上司が関心を高めることが、物理的要因以上に効果のあることが判明した。このように、人は一般的に関心を持つ人や期待する人の心に応えようとする傾向があるとされる。
(wikipedia 抜粋)
このホーソン効果、社員教育でどのように活用されているのかと調べていたところ、
ディズニーランドの社内教育において活用されていました。大変興味深いです。
ディズニーランドでは「ナイトホージング」という、、毎日閉園後にパーク内のすべての地面を水であらい、モップで拭き上げることで、ディズニーランドの「清潔さ」を保つ作業を行っているそうです。
ディズニーランドのカストーディアル(清掃)スタッフは、「赤ちゃんがハイハイしても大丈夫」なぐらいに、パーク内を一晩かけてとことん磨き上げるとか。
昼間のキャストは帰宅途中に夜間のスタッフが一生懸命清掃している姿を見ることになり、それは、ディズニーの理念…「すべてのゲストがVIPである」と言っていたトップの思いが本当であることに気づくでもあると。そしてそれはキャストのモチベーションに繋がるとのこと。
さて。
かの有名なディズニーランドの社内教育、やはり大変素晴らしいことは分かりました。
では今、社員教育に悩む企業が、たとえばこのホーソン効果を活かすためには
どの様なことをすれば良いのでしょうか…。
本当に本当に小さな一歩、今日からできることとしては…
例えば周囲の同僚、後輩、部下など…
”ちゃんとあなたのことを見ていますよ”という声掛けをすることからがスタートなのかな…と思います。
誰だって自分が頑張っていることを見てもらえたら、評価してもらえたら嬉しい。
こまめにその気遣い、をしていることを、成長して頂きたい人材に対して行うことかなと。
”そんな時間は無いんだよ。自分のことで精いっぱい。忙しいんだよ”という声が
聞こえてきそうな気がしますが。恐らくこのアクションはとても大切。周囲がモチベーションを上げて仕事が効果的に進むようになれば自分も助かります。
最近、知人が自分の所属する会社についてこうつぶやいていました。
「一人一人はみんな優しい。でも、会社としては人に対して冷たい。
だからみんな、最後には”会社をよくしたい”という気持ちも萎えて、辞めていくんだ。」
これはどうすれば解決できるか…と考えていた中で、
社員教育におけるホーキンス効果の活用については一つの効果的な策だなと感じました。
声掛け、意識してみます。これは自戒をこめて。