工芸業界ってやっぱり刺激的、と思った日と、発信して良かったと思ったことと。
発信を再開しようと思ったもう一つの理由。
工芸が好きだ、手仕事・工芸関係の仕事を
している、と発信し続けていたところ、
ある人が、こんなセッションがあるよと
わざわざ教えてくれました。
http://www.sdm.keio.ac.jp/upload/tc.pdf
そうか、自分が好きなものを
発信し続けていると、こういう風に
情報が集まってくるのだなと実感。
ありがたや。
そして行ったこのセッション。
内容はかなりマニアックでしたが…
個人的にはどハマり、大興奮するものでした。
久しぶりに聞いた、アカデミックな話。
加えて、工芸業界の新たなビジネスの可能性。
西陣織の技術がバイオテクノロジーと融合
していたりだとか。
業務効率改善とか。
賛否両論あると思います。
でも、今まで何の関係性も無いと思われていた
工芸産業と最新技術の融合による新たな
可能性の発掘など…面白すぎる。刺激的。
自分は、手仕事・工芸というもの自体に
もとから愛着がありますが…
なによりも、工芸業界には大きなビジネスの
可能性があると信じています。
繰り返します。
工芸業界には、やり方次第で大化けする、
大きなビジネスの可能性があると信じています。これは直感。
直感でその業界で飛び込んだあと、色々見聞きした話を統合するうちに、自分のなかではその直感は今はもはや確信に。
今、斜陽局面の工芸業界は、必ず巻き返せる。そのV字回復が楽しみでたまらないのです。
絶対どこかで快進撃が起きる。
でも待ってるだけではだめで、その流れを起こす力が必要。その力を起こすことに、自分の今と将来を注ぎ込みたい。絶対楽しい。楽しすぎる。
そんな想いを、セッションを聞いている中で
改めて思い出しました。
おまけの話。
セッションの中で、
イノベーティブ、という言葉が何度も使われていました。久しぶりに聞いて懐かしいな…と思うと同時に、過去いた会社でもそういえば、
イノベーティブ、イノベーションという言葉を
耳ダコになるくらい聞いていたことを
思い出しました。
はてここ最近は全く聞いていなかったよな…
と考えを巡らせていた中で気づいたこと。
そうか、今はベンチャー企業にいるから、
イノベーションするものがそもそも無いんだな、と。
イノベーションではなく、クリエイション。
創ること。逆にクリエイティブ、クリエイションは毎日聞いて、すっかり馴染みになりました。
工芸は積み上げてきたものがある。
けれど、ビジネスとして成り立ってきた
ものではなくて。
なので、セッションで話を聞いた先や今、眩しく活躍している工芸メーカーなどは、社長の話を聞くと、みんな同じく、クリエイション→
イノベーション、の道を辿ってました。
事業として成り立たせるための、現業の再構築。正確に言えば、リ・クリエイション?
そして、その後のイノベーション。
自分にとっては、世の中の会社が動くちょっとした仕組みの一つに気づいた、面白い時間を過ごしたセッションでした。