息子たちに伝えるハハオヤの雑記

30代の自分の日々を淡々と。20年後、30代になるムスコ達に向けて。

制度づくりが先か風土づくりが先か、について思ったこと

ふと読んだ、あるCFOの方のコメントが、

すごく的確だと思ったので紹介したくなりました。

 

〉【制度より風土】100人規模の会社のかたに質問いただいた。この規模の会社だと制度として何年にも亘って固定化するより、その時そのときの会社の状況や雰囲気を見ながら、施策を出していったほうが現実的だし効果的だと思う、という方向になった。

しばらく前、複数のグローバル大企業で経験を積んだ知人がベンチャーに参画することになった。まだ社員数名の段階で「いい会社にしたいから、制度を整えたい。就業規則や制度を教えて」と相談された。お教えできるところはもちろんしたけれど、まだ数人規模だと、事実としてどういう雰囲気のチームになっていっているか、具体的な課題一つずつにどう向き合って解決したか、が大事だと思う、とお伝えした。そうした事実の蓄積の後に、現状と未来を俯瞰して、抽象化して制度をつくる、という順序なんじゃないかな、と。

 

何かっていうと、組織づくりの話です。

そうなんですよね。事実が先。そして、自分達はどういったメンバー構成なのか?特徴は?

まずは人が主体。

 

制度は一度作ると、管理する側はものすごく楽だからそれに頼ってしまいたくなる気持ちもよく分かります。自分も組織のルールを作る側にいることがこれまで多かったので、尚更。

 

しかし、その組織で働きやすくなるルールメイキング、判断基準の明確化はいいとしても、

制度で縛って、その組織の人たちが動けなくなるのはダメだなと。

そのさじ加減は難しいです。日々勉強。

 

噂の信憑性は分かりませんが、金融機関は制度、規則でガッチガチに働く人を縛る代わりに、文句のでない様待遇を良くする、という話をふっと思い出しました。一部、本質を言い当てている気もします…。