息子たちに伝えるハハオヤの雑記

30代の自分の日々を淡々と。20年後、30代になるムスコ達に向けて。

国主導、民間主導、の事業の棲み分けについて。伝統工芸、クールジャパン関係。

この記事読んで、あーあ…とがっかりしました。

https://r.nikkei.com/article/DGXMZO23125100V01C17A1MM8000

クールジャパン戦略。大々的に投資したものの計画の大半が未達。赤字が膨らむ事業も。 

 

でもこの状況、予想通りですよね?こうなると分かっていた人、沢山いますよね。

日本のブランディングのために、政府主導でやるべきところも沢山ありますが、これは違う…。こんなところに金と時間を使うんだったら頑張ってる民間企業が動きやすくなるように、各種規制を見直すとか各国と貿易交渉するとかそういう、国にしかできないことをしてくれー。

 

話は外れますが、

自身の仕事人生に影響を与えたことが2つありまして。

一つは国主導の伝統工芸品振興イベントに出たこと。ここで自身は、お偉いさん方が時間と高いコスト使ってやってる、イベント内容に、"これでは全く意味をなさない"と強烈な違和感と怒りを覚えました。あと危機感。やはり、国は国の仕事があり、民間は民間が得意な仕事がある。元気な民間の工芸メーカー、関係者達がビジネス面で引っ張るしかないんじゃないかと。

 

もう一つは、その後すぐに、元気な民間工芸メーカー、関係者達が集まって、業界構造を変えよう!という団体が発足&そのカンファレンスに出たこと。

自身が国主導のイベントで感じた違和感をすっきりさせるような納得感がありました。

で、自身は、後者に人手が求められてるならば、そこのメンバーとなって動きたい…と。(自身がその団体に参加したいなら、見合う価値を提供できるように、研鑽しなきゃいけないのですが。)

 

上記の様な体験があったのが、今年の冬〜春。

そして今はもうすぐ冬。ありがたいことに、なんとかその団体にお手伝い要員として関われるようになりました。

自身にとって強烈な体験だったこと、2つが揃ってなければこうはならなかったかなぁと思ってます。怒りを覚えり呆れたりする体験であっても、無駄ではないのだなと思いました。

 

…上記クールジャパンの記事にも触発されたのですが、先日行われていた国主導の伝統工芸品振興イベントでまた、残念な思いをしたことから、こんな内容を書きたくなりました。

きっとその経験も無駄ではないでしょう…。また違った意味で、自分が今の立場でできることをやろう…、と、やる気が湧いてきました。