息子たちに伝えるハハオヤの雑記

30代の自分の日々を淡々と。20年後、30代になるムスコ達に向けて。

工芸フォーラムに行ってみた 感想

2015年より3年間にわたり、毎年11月~1月にかけて「21世紀鷹峯フォーラム」(※)という催しが行われていることを最近知った。

2015年は京都にて、2016年は東京にて、2017年は金沢にて、各都市の美術館、博物館などで各種催しを開催とのこと。

ちょうど東京にて1月末に東京の催しを締めくくる”工芸版ダボス会議”と銘打ったフォーラム…総勢100名ほどの専門家が集まり、課題について発言し、提言していく趣旨…が開催され、見学自由だったので行って来た。

  

以下つれづれ感想。

・結論、大変勉強になった。当事者の思いや現状、現場が抱えている課題も見えた。

・子供に工芸、という分野を伝えていく為にはどうするか…が課題の1つにあがっていたが、そのためにはどう親を動かすのか、が個人的には気になった。

・伝統文化を知らない大人が、今は沢山いる、との課題(批判)が会場の声としてチラホラあがっていた。ではそれに対する打ち手、はどうすべきなのか。

・参加者の立場・立ち位置としては、(職人を除き)非営利団体が多い印象。企業は少なそう。それは主催者側があえてそう選んでいるのか。

・見学者含め、参加者の年齢層が大変高いことが気になった。たぶん私など、かなり若い方だったのでは。

・100年後の工芸を語るのに、(私も含め)今のトレンドを語れる方はあの場にいたのだろうか。

・工芸であれ何であれ、高齢化、後継者不足、次世代への継承というテーマはどこでも共通する課題と実感。

 

色々と偉そうなことを書いているけど、今回学んだり感じ取った課題について、自分がどう動いていくかが一番重要…。さて、どうするか。

 

※以下公式HPより抜粋。

「21世紀鷹峯フォーラムとは…これまで一人ひとりでは解決できなかった工芸を取り巻く課題に対して、誰もが当事者となって、マルチセクター(多種多様な部門)を活かしながら、オールジャンル、オールジャパンの力によって解決策を見出し取り組んでいくものです。」

 

takagamine.jp