息子たちに伝えるハハオヤの雑記

30代の自分の日々を淡々と。20年後、30代になるムスコ達に向けて。

言葉を丁寧に紡ぐということ。「伝わる」表現をするということ。

丁寧に、必要な言葉を伝える人になりたい、と思うできごとが2つ、ありました。

あと、伝える手段として、「伝わる」写真が撮れるように学んでみたいな、と。

 

そう思ったきっかけのできごと1つめ。

この方のブログ。(途中、狩猟の写真など出てきます。)

blogs.yahoo.co.jp

 

一言で言うと、ガンと宣告された34歳カメラマンの方の闘病ブログ……

ですが、上記の一言には収まらない内容が、ここにはありました。

丁寧にひとつひとつ、自分の気持ちを文字に起こしている。

この方が置かれている環境に色々思うところがある一方、

自分が普段使っているはずの言葉との重みの違いに軽くショックを受けました。

自分、ここまできちんと言葉を紡いでいるのだろうか…と。

単にダラダラ、長々と言葉を垂れ流していたのではないだろうか、と。

そして、この方の写真も美しい。

「伝わる」表現をされている写真だと思いました。

写真、見るのは好きでよく色々な展示など見に行っていたはずなのに…。

この方の写真を見ている時の自分の気持ちが、

あまりこれまでに感じたことが無いもので。胸に来る、というか…。

写真って、人をこういう気持ちにさせるんだ、と改めて。

こんな気持ちにさせることができる手段があるのならば、自分もやってみたいな、

とも。

 

2つめ。

ここ数日、美術工芸や芸術品や、旅先で気になった場所、味のある場所を

色々と見つけたのですが。

例えばiphoneで撮ってみようか、と思ってみても、自分の撮り方の下手さに失望。

現実の目で見る、それらの美しさが全然反映されなかった。

これは機材の問題とかそういった話ではありません。

でも、こんな素敵なもの、味があるもの、とても面白いから、自分の中でも

記録として残しておきたいし、誰かに伝えたいな…といったところ。

 

だから、

いままで「読む側」「見る側」だったことが多かったことについて

主体的になってみようかなと。

まずは言葉を丁寧に(ダラダラではなく)紡ぐことから意識します。

 

ちょうど近日、人の心の機微を丁寧に言葉を紡ぐことを生業としている方と

ゆっくりお話する機会があるので、色々伺ってみようかなと。ぜひ、お願いします。

 

人生、楽しんだもの勝ち、だということについて

本日感じたこと。

心から人生を楽しんでいる方はイキイキしているし、その姿はエネルギッシュだし、周囲に元気も与えるんだなということ。歳なんて関係ない。人として魅力的です。そして人生、楽しんだもの勝ちだなとも。

 

昨年知り合った滋賀県の方が東京にいらっしゃる…と連絡を受けたので、久しぶりにお会いし、お茶をしました。

 

その方は今、外郭団体にいて、地域の工芸を中心に経営支援をされている立場の方なのですが…よっぽど仕事が楽しいんでしょう。

1時間ずっと、話が止まらない止まらない。

 

その方が支援している事業、関わっている地域の元気な若者たちの話、支援事業の課題…

勉強熱心でもいらっしゃるし、すこしでも身になる情報は聞き漏らすまい…とメモを構えながらの姿勢を崩さず。

自分もその方からとても面白い話を幾つも伺え、あっという間の本当に楽しい時間でした。

 

この方、自分とは大分年齢が離れていらっしゃるのですが…年齢差、感じません。気持ちが若いのと楽しそうな様子が人を惹きつけるのだろうな、と思います。本当に楽しそうで楽しそうで。すごく楽しそうですね!と聞いたら、そうだね、そうかも!!も答えが返ってきました 笑

 

人が楽しそうな姿からは元気も勇気も貰えるんだな…と実感です。

あと、なによりも…目の前の小さなこと…例えば自分の場合はメリットや利益や成果など…にこだわっていることがバカらしく思えたりも。(いや、それも大切ですが)

なんというか、どんなに偉いこと、凄いことを成し遂げたとしても、自分が楽しんでなきゃ一つの価値もないな…など思ったり。

 

私も1時間という短い時間で、この方にとても元気を貰いました。ありがとうございます。

今度は木之本に日本酒持って行きますので、仲間に混ぜてくださいね!

 

そして明日は始発で日帰り京都です。

また、あちらの知り合いに、元気を貰いに。

行ってきます。

 

最近のちょっとした決意事項について

個人的な思いを書きます。

 

自分を成長させることに、とても貪欲な性格だと自覚しています。

なので、自分の欠点を補うことはなんでも手を出したくなるし、

自分の強みを活かす方法があるならばもちろんそれもトライするし。

と、多少無理してでも、とにかく手を出してきました。

 

そして、自分にとっての課題解決になるアドバイスをありがたくも

頂いたならば、すぐさま、素直にまずはやってみようと。

それが、アドバイスをくださった方への御礼にも繋がると。

(逆に、アドバイスをもらったのに少しも行動しないなんて失礼にあたるとも思ってました。)

 

が、やっぱり行動を変えていく、自分の新たな習慣をつくるのは、一つずつ、

仕上げていかなくては駄目だなと…当たり前のことですが、ようやく自覚しました。

 

最近も色々な人から、本当にありがたいことにアドバイスをいただいたのですが、

そして全部すぐに行動に移したいのですが。(いつもならそうする)

焦って中途半場に全て手を出し、一つも根付かなかったことを最近経験し。

今年の自分のテーマの一つである、一点集中、に基づいて1つずつ行動を

変えていこうと決意しました。このスタンスだけはブラさないように。

あと、頂いたアドバイスはどれも本当に貴重なのですが、「今」の自分にとって本当に

合っているのか含め、ちゃんと考えて、行動にうつそうと。

自分で考え、判断することだけは、スタンスとして変えたくないので。

鵜呑みにして、中途半端に行動して、結果を他人のせいにする、押し付ける様な人間

にはなりたくないので。

 

なぜこんなことを書いているかというと、

単にアドバイスをくださった方々に対しての御礼と、

頂いたお言葉は決して無駄にしないしスルーするつもりもありません、

ちゃんと取り組んでいきます。

と表明したかっただけです。単なる自己満足ですが…。

 

先輩方、ありがとうございます。地に足付けて、一つずつ取り組んでいきます。

みなさまのおかげで、不調だった自分の気持ちがリカバリーできました。

視座は高く、でも足元はしっかり固めて…とまた改めて動いていきます。

寺院の次世代リーダー方のインタビュー。

京都の清水寺妙心寺で、新しい取り組みをされている次世代リーダー方のインタビュー。紹介します。

https://forbesjapan.com/articles/detail/19604/1/1/1

 

長い歴史と伝統の重みがある組織で、新しいことをされようとする方たちを、個人的には心から尊敬します。

インタビューではさらっとお二人とも話してますが、さぞや苦労もあったでしょう。

お二人とも、

淡々と、でも鋭く時代を読んでいるような。

 

〉「大企業を先取りしていますね」と問いかけると、大西は「寺院に決算期はありませんから」と笑った。 

 

格好良いなぁと思います。


〉続いて 松山。「夢も目標もありません。目の前のご縁を大切に、全身全霊で取り組むだけです」

一呼吸おいて、松山はこう続けた。
「目標を設定するとせいぜいそこまでしかいけない。想像もしていなかったようなところまでは、たどり着けませんから」 

 

マジで格好良いなぁと思います。

確かに目標は設定しないほうがいいのかもしれない。単なる精神安定剤になるだけなのかも。

 

このインタビューを読むと、小さいことで自分はカリカリイライラしているなぁと思い、視座が上がる気が。

まぁ…気分をガラッと変えるのはなかなか難しいものですが…。

 

工芸版同世代交流プロジェクト(っぽいの)がしてみたい

どこかで実現したいこと。

各産地の職人団体…青年部を繋いでみたいなと。

青年部に限らず、工芸メーカーに勤務する若者たちとかも。

工芸版同世代交流…から生み出す、何らかのプロジェクト。

 

昨日、東京ビックサイトの展示会に行きました。

長野県 木曽漆器青年部の方とお話ができました。

直近の自分の業務に、深く関わる予定の、木曽漆器を取り纏める方とも

お会いできたので良かった。(実はちょっとその機会も狙ってました)

 

そして

木曽漆器青年部の方々と話していて思ったこと。

さすが青年部。勢いが良くて素敵です。

彼らは、家業の漆器技術を活かしてビジネスで新たな展開を産み出そうとしている。例えばこのようなプロダクト…素敵です。漆にガラス、という新たな展開。

www.hyakushiki.jp

一方、他の産地はどのような仕掛けをしているのか、とても知りたがっている。

 

この団体と良く似た人たちを知っているな…と思ったら、

高岡の伝産組合でした。こちらも青年部。彼らの場合は、プロダクトより人との繋がり、産地との関係人口を増やすべく取り組みに力を入れている。

www.takaoka-densan.com

彼らも、他の産地は何をしているか、とても気にしている。情報を求めている。

もっと自分の会社、地元、産地を盛り上げる方法がないかとアイデアを探している。

 

他にも岩手 南部鉄器のメーカーにIターンで勤めている20代後半の若者や、

革新的な仏具を提案し続けている仏具メーカーに在籍している若手デザイナー、

自分が見聞きしてきた方から共通で聞こえる話は

「他の産地が何をしているか気になる」

「同じ世代の、同じ業界の人達と話してみたい」ということ。

 

単に交流するだけでは単なる(それぞれにとっての)自己満足で終わってしまうので

何かしかけが必要だろうな、と思うのですが、何かできないかな。

 

彼らの、この年代だからこその意欲と可能性と、

ある程度彼らが持っている自分の技術への自信と。

(親世代に比べたら技術はまだまだだけれども、弟子入り、入社したばかりに比べたら一人前に仕事ができるぞ、といったところ)

 

同じような気概を持つ彼らを繋げて、方向性が示せれば、何か面白いことができそうだなぁ。

何かしたい。いや、何かする。それは自分が仕掛けたい。

 

それだけ、今日は書き留めておきます。

 

 

 

適正価格の決め方について

ちょっとした呟きです。

適正価格を決めるのは本当に難しいなぁと思います。

 

世の中の平均から決めるのか、

求められるニーズの高さを踏まえて決めるのか、

そのビジネスを行うのにかかるコストから逆算して決めるのか。

多分それらのバランスをとって一番良いところを探っていくんでしょうけど。

 

適正価格の感覚を身につけるにはいつもアンテナを張り続けていれば良いのでしょうか。

自分はまだまだ感覚が分からず、修行が必要です…。

自分が目にする価格は本当に適切なのか。自分の人件費コストも踏まえて、いつも検証していく意識と経験を積んでいけば、感覚が生まれてくるものでしょうか。

 

今日たまたま、

業務である銀行のサービス導入を検討していた中で、導入コスト運用コストともに高すぎる!と、かなり強気のコスト減を交渉したところ、あっさり価格が下がったことがあり…。

呟いてみました。

 

あっさり価格が下がる経験をすると、今度は銀行サービス自体への値付けも疑ってしまうのですよね。その価格の根拠は何?と。

 

べらぼうに高い価格をつけるのもおかしな話ですが、一旦つけた価格を動かすのもまた、タイミングややり方を間違えると信用を無くすなぁ…。

他山の石にします。

気持ちがアガるURL集。

最近自分が、日々のことについて難しく考えようとしすぎている気がしたのと、

いい加減毎回小難しく考えることに疲れたので 笑

暫くは何も考えないことにしました。

で、直感で楽しい!嬉しい!と思えることに目を向けようかなと。

 

なので、自分が理由なく好きなものたちを載せていきます。

疲れた時はこのページを見て癒されようかなと…。

 

①伝統工芸技術をインテリアに活かしている建築集

 

すごい好き。

この仕事の、”工芸技術を適正価格で世の中に売って、仕事を成り立たせている”こと、

”各工芸産地や職人たちのルーツ、特性を武器にして、世の中に売っていっていること”というスタンスもすごく好き!

すごい技術を持っている人&その技術を使って新しいことをしたい前向きな人たちと、

仕事がしたいなぁー。それができるように自分も力をつけていきたいなぁー。

 

②瀬戸内リトリート 青凪

安藤忠雄氏の建築の雰囲気に浸りながら、温泉に入り、海をぼーっと眺めていられる…

という、いま一番グッとくるシチュエーションが成立するホテル…

しかし高い…泊まれない…そしておそらく子連れは無理…いつか行きたい…一人でいくか…?

↓この記事には「企業のオフサイトミーティングの場にいかがでしょう?」って書いてますが、こんな素敵すぎるところでミーティングは無理だなぁ!雰囲気に魅了されてミーティングに集中できない

colocal.jp

 

③wagashi asobi

この方たち、個人的に超応援してます。

新しい切り口で和菓子の世界を切り開いていこうとされている和菓子職人ユニット。

特に、主で動いていらっしゃる40代和菓子職人さんの取り組みとFBなどから

垣間見れる人間性が面白いんですよ。2か月に1回、丸の内のクラブとかで、

老舗和菓子店跡取り息子たちと組んでDJ×和菓子の会を開いていらっしゃる。

お客さんは、DJする和菓子職人さんたちから、無料で新作和菓子を頂きながら

お酒も楽しめる。いいなぁそういうの。

面白そうだから、近いうちにその会に行ってみよう…(と思い続けて早1年…)

 

安比漆器工房(浄法寺塗り、の技術継承センター)

これは…響かない人にはまったく響かないと思います 笑

個人的には超どハマリ。

なぜなら、「工芸産地」でないところがどうやって技術継承をしていくのかが

すごく気になるカラー。

つい最近知人がこちらにお邪魔したそうです。その後、SNSで、”工芸産地ならではの縛り、それが無い安比漆器工房(工房…と言いながらも、技術継承センターの役割を果たしているそう)”、ということをつぶやいておりまして。

「え?どういうこと?!ちょっと教えて!」と気持ちがざわめいてます。

興味深すぎて。

一部にとって有名な浄法寺塗り

↓(よくD&D Departmentで取り扱われたりして有名になってきたかも)

www.d-department.com

という漆器は、実は脈々とした技術が受け継がれてきた…のではなく、

一度技術が途絶え、その後、その地域の行政デザインセンターメンバーなどが

一丸となって復興PJを開始し今に至る、という話を最近聞いたこともあり、

興味津々。(でもこの話、また頭使うことになるからほどほどにしておこう…)

 

超個人的に気持ちがアガることだけ書きました。

ご覧になる方が何か面白さを見つけることができたなら幸いです。

でもやっぱり、一番直感的に気持ちがあがるのは①だなぁ。