息子たちに伝えるハハオヤの雑記

30代の自分の日々を淡々と。20年後、30代になるムスコ達に向けて。

寺院の次世代リーダー方のインタビュー。

京都の清水寺妙心寺で、新しい取り組みをされている次世代リーダー方のインタビュー。紹介します。

https://forbesjapan.com/articles/detail/19604/1/1/1

 

長い歴史と伝統の重みがある組織で、新しいことをされようとする方たちを、個人的には心から尊敬します。

インタビューではさらっとお二人とも話してますが、さぞや苦労もあったでしょう。

お二人とも、

淡々と、でも鋭く時代を読んでいるような。

 

〉「大企業を先取りしていますね」と問いかけると、大西は「寺院に決算期はありませんから」と笑った。 

 

格好良いなぁと思います。


〉続いて 松山。「夢も目標もありません。目の前のご縁を大切に、全身全霊で取り組むだけです」

一呼吸おいて、松山はこう続けた。
「目標を設定するとせいぜいそこまでしかいけない。想像もしていなかったようなところまでは、たどり着けませんから」 

 

マジで格好良いなぁと思います。

確かに目標は設定しないほうがいいのかもしれない。単なる精神安定剤になるだけなのかも。

 

このインタビューを読むと、小さいことで自分はカリカリイライラしているなぁと思い、視座が上がる気が。

まぁ…気分をガラッと変えるのはなかなか難しいものですが…。

 

工芸版同世代交流プロジェクト(っぽいの)がしてみたい

どこかで実現したいこと。

各産地の職人団体…青年部を繋いでみたいなと。

青年部に限らず、工芸メーカーに勤務する若者たちとかも。

工芸版同世代交流…から生み出す、何らかのプロジェクト。

 

昨日、東京ビックサイトの展示会に行きました。

長野県 木曽漆器青年部の方とお話ができました。

直近の自分の業務に、深く関わる予定の、木曽漆器を取り纏める方とも

お会いできたので良かった。(実はちょっとその機会も狙ってました)

 

そして

木曽漆器青年部の方々と話していて思ったこと。

さすが青年部。勢いが良くて素敵です。

彼らは、家業の漆器技術を活かしてビジネスで新たな展開を産み出そうとしている。例えばこのようなプロダクト…素敵です。漆にガラス、という新たな展開。

www.hyakushiki.jp

一方、他の産地はどのような仕掛けをしているのか、とても知りたがっている。

 

この団体と良く似た人たちを知っているな…と思ったら、

高岡の伝産組合でした。こちらも青年部。彼らの場合は、プロダクトより人との繋がり、産地との関係人口を増やすべく取り組みに力を入れている。

www.takaoka-densan.com

彼らも、他の産地は何をしているか、とても気にしている。情報を求めている。

もっと自分の会社、地元、産地を盛り上げる方法がないかとアイデアを探している。

 

他にも岩手 南部鉄器のメーカーにIターンで勤めている20代後半の若者や、

革新的な仏具を提案し続けている仏具メーカーに在籍している若手デザイナー、

自分が見聞きしてきた方から共通で聞こえる話は

「他の産地が何をしているか気になる」

「同じ世代の、同じ業界の人達と話してみたい」ということ。

 

単に交流するだけでは単なる(それぞれにとっての)自己満足で終わってしまうので

何かしかけが必要だろうな、と思うのですが、何かできないかな。

 

彼らの、この年代だからこその意欲と可能性と、

ある程度彼らが持っている自分の技術への自信と。

(親世代に比べたら技術はまだまだだけれども、弟子入り、入社したばかりに比べたら一人前に仕事ができるぞ、といったところ)

 

同じような気概を持つ彼らを繋げて、方向性が示せれば、何か面白いことができそうだなぁ。

何かしたい。いや、何かする。それは自分が仕掛けたい。

 

それだけ、今日は書き留めておきます。

 

 

 

適正価格の決め方について

ちょっとした呟きです。

適正価格を決めるのは本当に難しいなぁと思います。

 

世の中の平均から決めるのか、

求められるニーズの高さを踏まえて決めるのか、

そのビジネスを行うのにかかるコストから逆算して決めるのか。

多分それらのバランスをとって一番良いところを探っていくんでしょうけど。

 

適正価格の感覚を身につけるにはいつもアンテナを張り続けていれば良いのでしょうか。

自分はまだまだ感覚が分からず、修行が必要です…。

自分が目にする価格は本当に適切なのか。自分の人件費コストも踏まえて、いつも検証していく意識と経験を積んでいけば、感覚が生まれてくるものでしょうか。

 

今日たまたま、

業務である銀行のサービス導入を検討していた中で、導入コスト運用コストともに高すぎる!と、かなり強気のコスト減を交渉したところ、あっさり価格が下がったことがあり…。

呟いてみました。

 

あっさり価格が下がる経験をすると、今度は銀行サービス自体への値付けも疑ってしまうのですよね。その価格の根拠は何?と。

 

べらぼうに高い価格をつけるのもおかしな話ですが、一旦つけた価格を動かすのもまた、タイミングややり方を間違えると信用を無くすなぁ…。

他山の石にします。

気持ちがアガるURL集。

最近自分が、日々のことについて難しく考えようとしすぎている気がしたのと、

いい加減毎回小難しく考えることに疲れたので 笑

暫くは何も考えないことにしました。

で、直感で楽しい!嬉しい!と思えることに目を向けようかなと。

 

なので、自分が理由なく好きなものたちを載せていきます。

疲れた時はこのページを見て癒されようかなと…。

 

①伝統工芸技術をインテリアに活かしている建築集

 

すごい好き。

この仕事の、”工芸技術を適正価格で世の中に売って、仕事を成り立たせている”こと、

”各工芸産地や職人たちのルーツ、特性を武器にして、世の中に売っていっていること”というスタンスもすごく好き!

すごい技術を持っている人&その技術を使って新しいことをしたい前向きな人たちと、

仕事がしたいなぁー。それができるように自分も力をつけていきたいなぁー。

 

②瀬戸内リトリート 青凪

安藤忠雄氏の建築の雰囲気に浸りながら、温泉に入り、海をぼーっと眺めていられる…

という、いま一番グッとくるシチュエーションが成立するホテル…

しかし高い…泊まれない…そしておそらく子連れは無理…いつか行きたい…一人でいくか…?

↓この記事には「企業のオフサイトミーティングの場にいかがでしょう?」って書いてますが、こんな素敵すぎるところでミーティングは無理だなぁ!雰囲気に魅了されてミーティングに集中できない

colocal.jp

 

③wagashi asobi

この方たち、個人的に超応援してます。

新しい切り口で和菓子の世界を切り開いていこうとされている和菓子職人ユニット。

特に、主で動いていらっしゃる40代和菓子職人さんの取り組みとFBなどから

垣間見れる人間性が面白いんですよ。2か月に1回、丸の内のクラブとかで、

老舗和菓子店跡取り息子たちと組んでDJ×和菓子の会を開いていらっしゃる。

お客さんは、DJする和菓子職人さんたちから、無料で新作和菓子を頂きながら

お酒も楽しめる。いいなぁそういうの。

面白そうだから、近いうちにその会に行ってみよう…(と思い続けて早1年…)

 

安比漆器工房(浄法寺塗り、の技術継承センター)

これは…響かない人にはまったく響かないと思います 笑

個人的には超どハマリ。

なぜなら、「工芸産地」でないところがどうやって技術継承をしていくのかが

すごく気になるカラー。

つい最近知人がこちらにお邪魔したそうです。その後、SNSで、”工芸産地ならではの縛り、それが無い安比漆器工房(工房…と言いながらも、技術継承センターの役割を果たしているそう)”、ということをつぶやいておりまして。

「え?どういうこと?!ちょっと教えて!」と気持ちがざわめいてます。

興味深すぎて。

一部にとって有名な浄法寺塗り

↓(よくD&D Departmentで取り扱われたりして有名になってきたかも)

www.d-department.com

という漆器は、実は脈々とした技術が受け継がれてきた…のではなく、

一度技術が途絶え、その後、その地域の行政デザインセンターメンバーなどが

一丸となって復興PJを開始し今に至る、という話を最近聞いたこともあり、

興味津々。(でもこの話、また頭使うことになるからほどほどにしておこう…)

 

超個人的に気持ちがアガることだけ書きました。

ご覧になる方が何か面白さを見つけることができたなら幸いです。

でもやっぱり、一番直感的に気持ちがあがるのは①だなぁ。

周囲への期待、について思うこと。

最近、周囲へ期待すること、について思うところがあったのでその件について書きます。


数年来の付き合いの友人の一人に
人からどんな迷惑をこうむってもどんな理不尽な言いがかりをつけられても激高せず、
淡々とスマートに、発生する問題に対処する人がいました。

 

あまりにも冷静でスマートで居続けるので
「なぜそこまで冷静でいられるの?」と聞いてみたことがあります。

彼から返ってきた答えは自分にとってはかなり意外で
「周囲に期待をしないから。」
(もっと聖人君主っぽい返答が返ってくると思っていました)

 

周囲に期待をしないから、がっかりしたり不満に思ったりすることがない。
だから、感情に余計な波が立たず、冷静でいられる、とのこと。

それを聞いた当初は”冷たいな…(というか寂しいな…)”
”彼は周囲と繋がることを遮断しているんだろうか…”と
ほんの少し、苦しく感じた覚えがあります。
懐広く見えていた彼の印象が変わりました。
(彼とは信頼できる付き合いが今もきちんと続いてます)

 

ですが、それから数年たって
当時、彼が言ったことは一理あるなと思っています。
そして自分も、当時の彼と似ているスタンスを取っています。

 

自分の場合は、「周囲に”過剰に”期待をしない」こと。

人に期待をかけることは、素敵なことだとも思います。
その人のポテンシャルや人間性を見込んで、
”あなたならできる”と信じることなので。

 

でも一方、勝手に、過剰に期待をかけてしまったり、
その人にとって不適切な期待だったりすると…。
自分の期待と違った結果を出した彼/彼女に対して、
落胆する→責める、(時に)期待していた分だけの見返りを求める…
といった構図をまま目にします。
落胆した時にそこで、”自分が相手にかけていた期待は、方向性が違っていたかもしれない。”と
自分を振り返れる人はごく僅か。
大抵は残念ながら、”勝手な期待”に答えられなかった人への他責になるような気が…。


勝手に期待をかけ、勝手に落胆し、相手を責める・見返りを求める…こんな構図。
それだけは避けたい、と強烈に思います。
この構図には、他責、という言葉しか出てこないから。

 

人に期待をかけるのは自分が勝手にやったこと。
それに対し想定外の結果となったならば、
①自分が期待をかけて描いた未来を諦めるか
②自分が相手をその未来に連れていくか
(相手が、力不足に悩みつつも、進む気概があるパターン)
③相手の力は借りず、自分がその未来を作っていくか

どれかのパターンしかないと思います。
どのパターンを選んでも、相手を責める、という事象にはならないはず…本来は。

 

でもこの様に明確にはいかないんですよね。人には感情があるので。
落胆や憤りの感情は必ず噴出します。

だからあえて自分の場合は、期待、という最初の間口を狭くしている…。
相手も苦しくしたくないし、自分も苦しくなりたくないから…。そんな気もします。


…とはいえ、自分も誰かに期待をしてもらえることは
やはり、とても嬉しいんですけどね。
頑張ろう、という大きなモチベーションにもつながりますし。


あともう一つ思ったこと。
それこそ、自分もそう偉そうに言えることではないのですが。
人に期待を掛けて落胆する暇があるなら、自分がやればいいんです。
自分がすることが、唯一、結果に責任も持てる。


最近、プライベートでも仕事でも
自分自身が少し、周囲に対し過度な期待を持ち始めている気がしたので
気持ちの整理のために書いてみました。
この考え方、賛否両論はあると思います。

 

そういえば
その件の彼ですが、”周囲に期待しない”と言ったときに
”コントロールできるのは自分だけ”とも言っていました。
潔いな、と当時感じたことも思い出しました。

 

他責である限り、何も動かない。
この世の中でコントロールできるのは、本当に唯一、自分しかないですから。

社畜ミュージアム、というおもしろ動画

面白いもの見つけました。社畜ミュージアム、という動画。

こういうの好きです。

http://nlab.itmedia.co.jp/nl/spv/1801/24/news106_0.html

クオリティ高いなぁ…と思ってたら、面白法人カヤックさん制作でした。さすがー。

 面白法人カヤック

https://www.kayac.com/

 

これを見てちょっと思った点。

 

・確かにこんな働き方はあるある…な光景だけど、世の中には沢山こんな人がいるわけで。(それが良いわけでは全くありません…)

自分は社畜だ/社畜でない、と判断する基準はなんだろう

→“能動的/主体的に仕事に取り組めているかどうか

→組織からのプレッシャーが強いか否か 

あたり…?

 

・これは中小企業基盤整備機構が委託して制作されたコンテンツだそう。とても面白いけど、結構お金かかってるのかな、これ…。

まぁイメージ覆すには良いかもね。カヤックさんを発注先として検討に入れた担当者が頑張った!と思います。

 

ともかくも、やっぱりカヤックすごいな!と思いました。あとはこの企画が通った時の企画書が見てみたいな…。

情報発信スキルと情報”収集”の関係性について

個々人が情報発信できるスキルを強く求められ世の中ですが、情報発信できるかは、

もはや当人が情報を”収集”するチャンスを得られるかの選別理由にもなるのだな…と最近感じています。

 

例えばわかりやすい例としてこのイベント。

http://lexus.jp/brand/intersect/tokyo/garage/lexus-beams-takumi.html

 

高級車ブランドの代名詞、レクサスが主催するイベントです。

レクサスのラグジュアリースペースにて開催される、有名放送作家 小山薫堂さん×アパレルブランド ビームス バイヤーの方のトークイベント。

なかなか面白そうです。

 

しかしこの抽選制のイベント、申し込み段階で、申し込み者のSNSアカウント記載が求められます。その人に発信力があるかで、イベントに呼ぶ価値があるかを選別しているわけです。

 

この傾向、最近の抽選制のイベントに顕著に見える姿勢だなと感じます。

従来は、申し込み者の年齢、趣味、所属する企業名(おそらく年収などを推測)などの記載が、申し込み時に求められることが多かったと記憶しています。

要は当人がマーケティングの対象であり、当人の属性から、その人が呼ぶ対象になり得るかを選別していたかと。

 

しかし最近は当人の属性を記載する欄はごく僅か。それよりも、その人が誰に対してどれほどの発信力があるかを重視する傾向。

その方がマーケットの可能性は広がりますしね。

 

気軽に情報を得られない時代になってきたなぁ…と感じます。

情報はただでは得られない、という事実は従来より変わりません。

しかし、今までは情報検索に時間をかけたり、現場に出向いて足で稼いだり…と行動量を増やせば情報が得られていたことに加え、

新たな行動軸として、

個人個人の発信力を高めてセルフブランディングし、発信するスキルを磨いていかないとより良い情報が自分に集まってこない時代になってきたのかもしれない…。

なかなか厳しいものです…。

 

いずれにせよ、発信力は磨いておいて損はない、ということですね。